明るい覚悟 こんな時代に

著者はかつて文化放送のアナウンサーで、文化放送退社後は作家として活躍している。ありとあらゆる側面での作品を生み出してきたが、その著者は今年の1月で75歳を迎えた。75歳はきりが良いのだが、いわゆる「後期高齢者」の仲間入りを果たしたことになる。

これからの人生をどのように生きたら良いか、「老い」という避けられない要素が色濃く映り、なおかつ周囲の近しい方々が逝去する、あるいは病に倒れる中、自身も物忘れが酷くなり、心身共に衰えを感じている中でどのような人生を歩んでいけば良いのか、その「覚悟」を綴っている。

ここ最近では新型コロナウイルスによる影響のニュースが盛んに出てきており、また来たる台風のニュースはもちろん、国内外のネガティブな出来事が蔓延する中で、どのようにして明日を生きたら良いのか分からない方々も多くいる。そのために本書のタイトルにある「明るい覚悟」でもって日々を生きることを提唱している。