仕組み化であなたの物件の稼働力 収益力を最大化

サンライズパブリッシング様より献本御礼
新型コロナウイルスの影響により、経済的に冷え込んでいる。不動産業界もまた例外ではなく、価格の下落が響いているような状況にある。また不動産投資を始める、あるいは続ける中でも「融資」の面でも厳しい側面があるという。本書はそのような冬の時代の中で「仕組み化」を行うことにより、収益を最大化するための方法を伝授している。

第1章「融資冬の時代に不動産投資家がすべきこと」

不動産投資の世界では新型コロナウイルスが拡大する遙か前に、ある出来事があった。それが「スルガショック」と呼ばれるものである。これは俗に「スルガ銀行不正融資問題」を指しており、

静岡県沼津市に本店がある地方銀行、スルガ銀行が、シェアハウスやアパートなどの投資用不動産への資金を必要とするオーナーに対して、不適切な融資を行っていた問題「コトバンク」より

とある。端的に書いたのだが、これがきっかけとなり不動産融資への引き締めが強くなったと言われている。さらにコロナウイルスによる引き締めもさらに強まり、不動産投資の資金繰りが難しくなったとされている。そのような中で不動産投資家は何をすべきなのか、失敗例と教訓、そして方法を伝授している。

第2章「勝ち組不動産投資家の時間の使い方」

投資をするにも「時間」の使い方が大切である。投資だからでこそ、情報収集はもちろんのこと、不動産管理、さらには人との交流など、行っていくべき事は数多くあると指摘している。

第3章「ITを活用すれば賃貸経営が変わる」

経営を進める上で、ITは欠かせないものになってくるのだが、本章ではITを重点的に活用していくことを説いている。コミュニケーションツールや管理ツールなどの用法を取り上げている。

第4章「賃貸経営 最強チームをつくろう」

賃貸物件の経営は一人ではできない。むしろチームとして行っていく必要があるとしている。その中でどのようなチームをつくるべきか、役割をどのように分担すべきか、そのことについて取り上げている。

第5章「稼働力最大化の極意」

「稼働力」とは不動産投資における賃貸経営の中で「空室率」がカギとなってくる。特に新型コロナウイルスの影響によるもの、さらには人口減少により、賃貸を借りる人も少なくなったことにより、空室率は上がっていき、満室となることが難しくなってきている。その中で稼働力を高めるべく、人気物件をつくっていくことが求められる。どのような方法が必要なのかを伝授している。

第6章「収益力最大化の極意」

「稼働力」と同時に、「収益力」も最大化していく必要がある。物件に対して、毎月の家賃をもとにした収入を増やし、なおかつ費用もどのようにして抑えていくべきか、細かい所まで網羅している。

第7章「本書のまとめ」

最後に本書の著者が経営している会社と事業内容、さらには創業からの歴史を取り上げている。創業したきっかけ、そしてどのようなサービスを行っているのかを明かしている。

融資はもちろんのこと、不動産投資自体が「冬の時代」と言えるのかもしれない。もっとも不動産投資自体、リスクが大きい投資であるため、失敗すると大きな損失も免れない。その中でどのように収益を上げていくべきか、実務的な面で網羅されているため、投資をしているのだが、なかなかうまく行かない方々にとっては本書をもとに見直してみてはいかがだろうか。

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