2019年に金融庁が報告書にて95歳まで生きる夫婦にて2千万円の金融資産の取り崩しが必要になるというニュースが報道され、波紋を呼んだ。2千万円の蓄えが必要であるというのだから、どのようにして蓄えていくべきかという、議論がされ、書籍もその方法について取り上げられ、当ブログでもいくつかの本を提示したことがある。
本書もその一つであるのだが、あくまで本書は定年後でも働くことを前提にして、どのようにして集客を行い、稼いでいき、収入そのものを複数にすべきかを提示している。
第1章「定年後を意識した体力を消耗しない働き方」
年を取ってくると、個人差はあるものの、体力が衰える。また長い時間を働くことで体力を消耗していき、休みもまともに取ることができず、リフレッシュもままならない。体力を消耗させないために、どのような働き方を行っていくべきか、本書では「起業」をすすめている。
第2章「人生の中盤以降を飛躍するためのお金の使い方」
お金をいかにして使うかと言うのを提示している。人生の中盤以降となると、家族の養育費や、人によっては家や車のローンの支払いに手が回らなくなる、と言ったことも起こりうる。それを避けるために会社を立ち上げる為に資金を費やすこと、また会社を運営するための秘書などはオンライン上で行うなどの方法を提示している。あくまで「お金を使う」事は起業を行うための費用である。
第3章「複数収入への最重要課題は「集客」と「セールス」である」
集客やセールスというと、ある種のテクニックが求められると思われている。確かにそのテクニックについてはいくつかの書籍でも紹介されており、当ブログでも紹介しているほどである。もっとも集客を行う根本的なものとしても、セールスの根本としても、軌道に乗せるまで徹底的に行うこと、そしてある程度稼げるようになったら新しい商品を出すなどを行うなどを提示している。
第4章「お金を最速で安定軌道に乗せる2ステップ戦略」
起業自体はバックボーンなどの状況によって変わるのだが、たいがいは「ゼロ」からのスタートである。その「ゼロ」の状態からいかにして「イチ」にしていくか、そこにかかっている。そしてその「イチ」からいかにして広げていくか、と言うのもさらなるステップとしてある。
第5章「あなたの「勝ちパターン」を明確にして、一生安泰の生き方を」
ビジネスはギャンブルのように見えて、勝利の方程式、本章で言うところの「勝ちパターン」があるのだという。その「勝ちパターン」は人それぞれであるため、どのようなパターンを見つけて、理解していくことは重要なファクターとなる。
ビジネスを始めるに年齢は関係ない。10代や20代が行う特権という考えは捨てた方が良い。50代、60代だったとしても新たに始めることにこしたことはなく、むしろ経験から来る武器もまた起業において参考になるケースも少なくない。お金がないと嘆くよりも、まずは収入を見つけるために「何をすべきか」を考え、行動することが必要な事ではないだろうか。
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