「やめられる人」と「やめられない人」の習慣

「やめられない、止まらない」と言えばかっぱえびせんというイメージが強いのだが、実際には無駄な行動を行っている中でやめようとは思っていても、ついつい「やめられない」事になってしまう人も少なくない。かくいう私も、行動や習慣によってはやめたいとおもっているものが、ついついやめられないと言ったことがある。本書はそのやめられない行動や習慣などをやめさせるにはどうしたらよいかを伝授している。

第1章「心構え・やめる準備 編」

もっとも「やめたい」と思っているものはいくつもある。いくつもあるなかで、いかにしてやめていくかと言うのも課題としてある。やめられない原因の一つとして「なんとなく」や「いくつも」といったハッキリとした要素がない。逆にやめられる人には必ず確固たる「理由」があり、それを1つに絞っている。

第2章「行動 編」

やめるためにはとにかく「行動」を行うことが大切になる。しかしその「行動」は完璧ではなく、中途半端、あるいは見切り発車と言われてもおかしくないほどの所で行動を行う。もちろんその行動に変化を持たせることで、どこでやめられるかを判断し、なおかつ人に頼るなども行う。

第3章「思考・心の持ち方 編」

本章はものの喩え方が面白く、

「やめられる人は人気ユーチューバーになり、やめられない人は売れない役者になる」p.100より

と言ったものがある。これはあくまで「意識」と言う面での喩えであるのだが、本章では思考や意識と言ったやめるための行動を起こす中での根っこの部分についてを伝授している。

第4章「挫折しそうなとき 編」

挫折は人生の中にあるのだが、「挫折しそうな」時はいつ何時でも起こりうる。だからでこそ、その挫折しそうな所から、脱出することが大切になってくる。本章では挫折しそうなときの対処や原因の突き止め方などを取り上げている。

第5章「日々の仕事 編」

日々の仕事の中でもやめられること、やめられないことは往々にしてある。中でもどこをやめたらよいか、未来に向けて一つ一つを行っていくことが大切である。

第6章「めんどくさい性格 編」

私自身も本章のタイトルにある性格に該当する。しかしめんどくさい性格であったとしても、やめられる方法はあるという。その方法と心構えを列挙している。

第7章「日常生活 編」

日常生活の中でも「ムダ」と思えるような事がたくさんある。たくさんある中で、どのようにしてやめていくか、思考はもちろんのこと、心構えも大切になってくる。

「知っている」と「している」とでは大きな違いがある。何かやめたいと思ったものであれば強い意志と継続が大切であると思っていたのだが、実際はもちろん意志や心構えは大切であるのだが、実際に中途半端でも「やめてみる」といった気持ち・行動で行っていくことでいつしかやめられる、といったことが出てくるのかもしれない。