グサっと痛いけど超やる気が出るドSな言葉

「言葉」は何の変哲もないものであるように見えて、実はたった一言だけで、人の行動や思考などが大きく変わる。時には大きくネガティブになったり、逆にポジティブになったりすることもある。特に「名言集」や「座右の銘」といったものも書店に並んでおり、自らの「言葉」を探し求めて購入する方もいることだろう。

本書はその名言集とは異なるのだが、元々小説にて「ドS刑事」シリーズにて主人公の女性刑事にて発した言葉の中から、やる気の出るようなドS言葉が収録されている。ただし、本書はこの言葉に触れてドMになるというわけではない。

第1章「人としての「基本」くらい身につけなさい」

ビジネスマンと言うよりも、「人」としての基本として見た目や挨拶、さらには自信や考え方などがある。「基本」となる言葉についてを列挙している。

第2章「その程度なのに本気で「仕事」に取り組んでるって言うの?」

「本気」の捉え方は人それぞれである。人によっては普通のことでしかないことでも、方や本気を出さないとできないと言う人もいる。しかしその本気の度合いを突き抜けるための言葉が列挙されている。

第3章「うまく「休み」をとれたら一人前ね」

仕事はずっと行っていれば良いと言うものではない。「休む」こともまた仕事の内に入る。なかなか休めないような雰囲気がある中でいかにして休むか、そして運動をはじめとしたリフレッシュはどうすべきかを伝授している。

第4章「何かしたいことがあるなら今すぐ「挑戦」しなさい」

そもそもビジネスに限らず、人生は「チャレンジ」である。そのチャレンジを起こそうにも、失敗したらどうしようとか、チャレンジを拒む、あるいは出る杭は打たれるといった風潮で尻込みをする方々もいる。しかし実際にチャレンジを行わないと見えない世界がある。

第5章「一瞬がんばるより、「習慣的」にがんばりなさい」

頑張る姿勢は大切である。知識を増やし、考え、そして行動を変えていく、そして自分自身を成長することは大切である。ただ一瞬行うよりも、それが毎日のように続ける、いわゆる「習慣づけ」が大切になってくる。

第6章「まだ「コミュニケーション」が最強のスキルって気づいてないの?」

コミュニケーションは会話などのやりとりによって成り立つ。自分自身はそういったことが苦手であるため、ネットで言うところの「コミュ障」にあたる。しかしコミュニケーションは相手との関係を円滑にするのだが、その円滑にするほかにも人との関係を整理するという役割を持っている。

正直に言うと、言い方によっては傷つく人もいれば、反発心から奮起する人がいる。本書の様にドSな言葉を投げかけられると、人によって捉え方は大きく異なる。そう言う意味では読む人は選ぶ一冊と言えるかもしれない。というのはSの言葉で奮起する、あるいは興奮する人であれば適している一方で、Sっ気が強く相手からSな言葉や行動に対して抵抗を覚える方であれば本書は適さない。

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