振り返り手帳術

そろそろ今年も残すところ1ヶ月を切った。今年の目標を立てた方であれば振り返りを行うことが必要になってくるのだが、目標を立てても、例年とはかなり異なった年であったため、うまく行った方よりも、うまく行かなかった方の方が多くいるかもしれない。

それはさておき、手帳を持っている方々(私もそうであるが)は、どのように使っているか。スケジュール管理を行ったり、あるいは目標を書いたりする方もいるかもしれない。しかし本書は目標達成に向けての「振り返り」に使うツールとして手帳があるとしている。どのように振り返ればよいのか、本書はそのことについて伝授している。

第1章「「振り返り手帳術」とは何か?」

目標を達成するためには、経営などで使われる「PDCA」のサイクルがあり、計画を立てて、実行して、チェックをして改善するところのうち「チェック」を行うことが肝心であるという。そのチェックの大きな役割を担うのが「振り返り手帳術」であるという。

第2章「自分の1日に見出しをつける」

毎日手帳に記入をすることは必要なことであるのだが、思っている以上に億劫になってしまう。そこで本章では習慣化するための手段として「1行ニュース」としてどのように棚卸しをしたらよいのかを伝授している。

第3章「目標を設定し、手帳で振り返る」

振り返りを行うためにはまず目標設定が大切になってくる。その目標設定をどのようにしていくのか、自分自身の価値観や将来のビジョンをどうしていくかが重要になってくる。その設定の中で手帳選びやニュース欄を作る、あるいはルール作りなど手帳に書いていく上での枠組みが大事になってくる。

第4章「手帳は行動の司令塔(手帳活用実践編)」

手帳での振り返りを行っていく中での「行動」の記録もまた必要なことになってくる。行動の記録をどのようにしていくのか、そして年間・月間・週間についてどのようにしてページとして記録していくかが大事になってくる。

第5章「マイベスト手帳への道」

ベストな手帳は人それぞれであり、私自身も手帳を使っているのだが、どれが手帳としてベストなのかはわからない。そのわからないを明らかにしていくために、色々な方法を取り入れながらトライアンドエラーを繰り返していく。マイベスト手帳への道に終わりはない。

手帳の使い方は人それぞれであるのだが、特に手帳でもって目標設定をしたり、記録をしたりするのであれば、今年の振り返りとしてどう使えばよいのかを本書でもってやってみるのも一つの手であり、行うことによって来年の目標設定にも大いに役立つと言える。

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