今年猛威を振るい、来年も同様に振るうだろうと予想される新型コロナウイルス。その情報については常に錯綜し、医療を始め、物販面でも大きな影響を及ぼした1年だった。特に医療については逼迫の状況であるなかで、働いている方々には感謝の念は絶えない。
コロナに限らず、健康や医療にまつわる情報は数多くあり、私自身も触れることが数多くある。本書では健康や医療にまつわる氾濫している情報の見極め方について伝授している。
第1章「身の回りにあふれる健康・医療情報 でも、信頼性は玉石混交!?」
健康・医療にまつわる情報は数多くあるのだが、ニュースと同じように「玉石混交」と呼ばれるほど良い・悪いに限らず、数多く存在することは間違いない。もちろん信頼性も差があり、中には眉唾ものの情報も流れている。そのためどのようにして正しい情報を受け取るべきかを伝授しているが、メディアリテラシーを学ぶ事とほとんど一緒である。
第2章「経験談、権威者の意見、動物実験の結果の読み書き方」
特に医療や健康の情報となってくると、本章のタイトルにある経験談や実験、そして学者の意見は数多くある。もっともその言葉に信用するかどうかについては別のことであり、なおかつ科学的な根拠をどう捉えるかも大事になってくる。
第3章「人を対象とした研究であれば正確な情報なのか?」
「実験」とは言っても別の動物で実験を行う結果が多いのだが、では人を対象とした実験は本当に性格なのかどうかという疑問が出てくる。もっとも人の実験の結果も因果関係・相関関係によって異なってきており、それを抜きにして考えてしまうと危険である。本章のことを見てみると、ニュースでよくある「世論調査」のカラクリとよく似ている。
第4章「正確な情報を入手するためのコツやポイント」
色々見ていくとこの世に「正確」と呼ばれる情報はごくわずかとしか言いようがない。ではより正確な情報を得るためにはどうしたらよいか、そこには思考だけでなく、「感情」の面も重要になってくる。
第5章「正確な情報を入手した後に考えなければならない重要なこと」
正確な情報を入手したとしても、その情報をもってどのように使うのかにも目を向けていく必要がある。そもそも情報はお金と同じく貯め込むだけでなく、使うことに意味がある。どのように実践していくかなどを取り上げている。
ここ最近では健康や医療にまつわる情報は調べるとすぐに出てくる。しかしその情報は何十件・何百件もの情報であり、なおかつ中には書籍のようにお金を支払って購入をすると言うようなものもある。しかしその情報をいかにして取捨選択を行い、正しい情報を手に入れ、向き合っていくか、新型コロナウイルスが流行している今だからでこそ重要な要素ではないだろうか。
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