2代目歯科医こそ副業を始めなさい 副業で学ぶビジネスの仕組み!

サンライズパブリッシング様より献本御礼。

昨年か一昨年あたりから「副業元年」と呼ばれるほど、副業解禁する企業も出てきている。新型コロナウイルスの影響により、仕事自体がなかなか入らず、副業する方々も出てきており、副業自体は活況とも言えるのだが、その一方で労働に関しての、副業とあわせての労働時間が増えていること、また困窮の改善にもならないといった声もある。

しかし副業自体は自分自身で決めて行うものであり、それを成功する・しないはその人自身に関わってくる。本書は現役歯科医が実際に副業を行っている体験から、歯科医だからでこそ副業を始めることを主張している。

第1章「「2代目歯科医」こそ副業を」

歯科医に限らず、医療の現場でも弱肉強食と呼ばれる事が起こっている。もっとも医療はインフラであると同時にビジネス的な側面も秘めている。というのは特に開業医を行っていると、地域などの側面で採算が取れず、閉院してしまうと言ったこともある。そのため著者は医療現場にいるからでこそ、生き残るためのビジネススキルを持つことなど、外の世界を知ることの重要性を主張している。

第2章「「副業」のためのマインドセット」

副業を行うためのマインドセットは医者のそれとは大きく異なる。もっともビジネスマンとして、それ以上に実業家としてのマインドセットをつけることが大事なってくる。そのセットの方法はいかにして行うか、インプット・アウトプットの側面の両方を取り上げている。

第3章「収益につながる「副業」」

副業と言っても様々な方法があるのだが、本章では「アフィリエイト」と「物販」、そして「投資」を伝授している。それぞれどのように行ったらよいかを提示しているのだが、特に「物販」については、特に事細かく言及している。

第4章「迷ったらまずは「物販」から」

その証拠として本章がある。何をやったらよいかわからないとしたら物販を始めた方が良い事を提示している。歯科医だからでこそ物販をやった方が良い理由もあれば、手堅く稼ぐことができるメリットについても説明している。

第5章「歯科医のための副業プランニング」

歯科医と副業というと、なかなか利用率が難しいイメージが持たれるが、著者自身2代目の歯科医として歯科を経営する傍らで、中学から副業のビジネスを行い続けてきた実績があるという。その体験談をもとにしてどのようにプランを立てていき、実行に移しているかを取り上げている。

開業医を行うなど、個人で病院を構える方々であれば、経営といった側面も知る必要がある。特に開業医も第1章でも言及したとおり、社会をはじめとした状況の変化に応えられず、閉院してしまう所も出てきている。そのため生き残っていくための副業もあるのだが、インフラであり、ビジネスでもある医者だからでこそ、副業はビジネススキルを向上していく上で大切なことであるという。