毎日のカラダが楽になる 最高の疲労回復法

既に年の瀬である。もっとも12月は、「師走」とも呼ばれており、1年の締めくくりであると同時に、忙しい時期でもある。そのため忙しさから来る疲れも出てくることであり、なおかつその疲れを抜けないといったことも往々にして起こる事だろう。

その疲労を回復することによって前日の疲れを残す事無く、明日の活動へとつなげていく。本書では、その疲労回復の方法を伝授している。

第1章「抜けない疲れの9割は、“ホルモンタンク”の枯渇が原因」

皆さんは「疲れ」を持ってしまうことはあるのだろうか。私はと言うと、いつも「疲れた」とか「疲労感」と言ったことがどうしても出てきてしまう。その疲れが残る・残らないは「ホルモンタンク」の貯蔵によって左右されるという。そもそも「ホルモンタンク」はと言うと、「コルチゾール」と呼ばれる抗ストレスホルモンがあり、それを貯蔵するタンクとして「副腎(ふくじん)」と呼ばれる臓器である。よく「副腎髄質」や「副腎皮質」と呼ばれるものが貯蔵しているところである。もっとも「疲れ」自体は内臓や肌、さらには身体や心にもあり、それぞれ副腎にあるホルモンのあり・なしによって変わってくると言う。

第2章「“ホルモンタンク”の浪費は、肌から食い止める」

疲れが出てしまうと肌がカサカサになったり、血行が悪くなったりすることが往々にしてある。さらにはシミやシワがでてくると行ったこともあるというが、これも全て「疲れ」から出てくるものであるという。その疲れが毛細血管を通してどのような影響を及ぼすのかを写真と共に提示している。

第3章「しつこい「身体疲労」を消す習慣」

身体面でも疲労は当然起こる。その疲労をいかにして回復していくか、そこには「睡眠」がある。睡眠の「長さ」と言うよりも、むしろ「質」の面にこだわって行くことが必要である。その「質」を支える物として、体内リズムはもちろんのこと、運動の仕方や量、そして睡眠を行うための体温のコントロールについても言及している。

第4章「人生を左右する「脳疲労」を防ぐ」

脳疲労が非常に厄介なものであり、それを解消できる・できないとで差が出てくる。脳疲労をいかにして解消するかは生活や食事などの「習慣」が大きく関わってくる。

第5章「コレはどっち!? “ホルモンタンク”がたまる生活・減る生活」

疲れをコントロールするホルモンタンクをためる、逆に減らすようなものはいったい何なのか、そして逆にホルモンタンクを減らす食物はどのようなものがあるのか、本章ではQ&A形式にて取り上げている。

第1章でも述べたように自分自身も疲労体質である。その疲労をいかにして取り除けばよいのか、生活面もそうであるのだが、食事・生活の面から取り除くことができる。一つ一つやっていくと、疲労回復もでき、充実した毎日を送ることができるようになる。