イヤなことは死んでもやるな

仕事にしても、プライベートにしてもやるべきことややらなければならないこと、さらにはやりたいことと言ったものが出てくることだろう。しかしその中でもやりたくないもの、イヤなものがどうしても出てくる。もちろんやらなければならないことかもしれないのだが、本当の意味でやりたいことが犠牲になってしまうと、仕事の能率、さらには精神面での悪影響を及ぼすこともある。そのイヤなことをやらないことを著者は主張しているのだが、理由を本書にて取り上げている。

CHAPTER1「人目や常識が気になり、なんとなく続けていたことをやめる」

日本は「空気」や「世間」、「常識」を重んじる国で、なおかつ日本人はそれを従順に受け入れている。その人目や世間、さらには常識に縛られすぎて、本当にやりたいことなどができなくなるといった状況に陥ってしまうが、それをやめることでやりたいことが見えてくる。

CHAPTER2「「やりたくないことリスト」で妄想を現実にする」

最も仕事におけるタスクで「ToDoリスト」と言うものがあるのだが、その逆の「Not ToDoリスト」なるものが存在する。単純に「やらないことリスト」であるが、本章ではそこから発展したかどうかは不明だが「やりたくないこと」をリスト化することを推奨している。実際にリスト化することによってやりたくないことがスルーされ、やりたいことに集中することができる。

CHAPTER3「「最高の1日」をデザインしてルーティン化する」

1日はけっこうルーティンの中で動く。そのルーティンをいかにして変えていくことが、人生をよくするための秘訣として知られている。そのルーティンを最高の1日にしていくか、活動や時間意識の側面から変えていくことを取り上げている。

CHAPTER4「「やりたいこと」だけにエネルギーを集中して、人生を激変させる」

やりたいことそのものにこそエネルギーを集中していくことにある。もちろん集中をする中で失敗も当然存在する。その失敗をいかにして学び、なおかつ衣食住をさらなるステージで充実していくかを伝授している。

もちろんやりたくないことは人生の中で出てくる。それをいかにしてやらずに、やりたいことに集中していくか、自らもやりたくないことをいかにしてやらなくしたのかを実践的に行っているからでこそ書ける一冊と言える。