BTSを読む なぜ世界を夢中にさせるのか

デビューの時には「防弾少年団」と呼ばれ、2017年に世界進出を視野に入れて「BTS」と改名。その後は韓国から世界へと羽ばたいていったヒップホップアイドルにまで成長し、2020年にはアメリカビルボードチャートで2週連続1位を記録すると行った偉業を達成した。韓国を飛び越え世界的に活躍するBTSはなぜ生まれ、そして地上最高のポップグループに進化して行ったのか、本書はそのことについて取り上げている。

第1章「ヒップホップアイドル BTS」

かねてからK-POPは韓国のみならず、アジア、世界でも広がりを見せているのだが、当時「防弾少年団」と名付けられたBTSはK-POPの中でも異色の存在だった。ヒップホップアイドルとしてデビューしたのがデビューまでの道は紆余曲折であったという。しかしデビューするやいなや韓国の音楽界にて衝撃をもたらし、新人賞を総なめにするほどだったという。その「防弾少年団」は2014年に日本デビューも行った。その時期に収録されている曲をレビューしている。

第2章「K-POPの新たなモデル BTS」

防弾少年団がBTSになり、K-POPに新しい風をもたらしたとも言われているのだが、実際の所世界に羽ばたかせるための戦略を立てていたのかというと、あえて「立てていなかった」という。そもそも「戦略がないことが『戦略』」と言うことを述べており、真相も明かしている。

第3章「地上最高のポップグループ BTS」

世界に羽ばたくBTSだが、実は来年1月に開催される第63回グラミー賞の「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」にノミネートされた。最優秀の賞に選ばれるかどうかの期待は高まるのだが、そもそもなぜアメリカ進出を果たし、成功に導いたのか、楚婚は韓国らしさの他にも世界に進出するためのある要素があったという。

おそらくBTSは韓国から世界へと進出した開拓者であり、なおかつ先駆者でもある。韓国のヒップホップをアジア、そして世界を魅了させるグループへの成長していたこれからはどうなっていくのか、おそらくファンクラブである「ARMY」とともに期待されていると言ってもおかしくない。