何かとモノが多い時代と言える。モノばかりではなく、情報なども濁流の如く沢山出てくる。しかもそのモノ・情報を取捨選択をする時間・コストもバカにならず、それだけで1日が終わってしまうと言うこともありうる。それだけで1日が終わってしまうようなこともあり、なおかつそのことにより忙しくしてしまうようなことも少なくない。かくいう私もそのうちの一人である。
自分で自分を忙しくせずに、どのように捨てていくか、整理していくか、と言うのが目下の悩みである。そこで本書である。本書はいかにして取捨選択を行っていくか、変えていくかを30の方法にて伝授している。
1日目「物の捨て方について」
手始めに要らない「モノ」を捨てる所から始まる。しかしモノの取捨選択は単純なようでいて、「いつか使う」というような意識を持ってしまうこともあり、なかなか捨てられないといった感情に陥ってしまうこともザラにある。また買い物にしても不必要なものをあたかも必要と思って認識してしまい、ついつい購入してしまうこともある。そのためいかにして不必要なモノは買わず、なおかつ捨てていくかの意識づくりから始めることが必要になる。
2日目「家事について」
次は「家事」であるが、実際にやって来た方々はおわかりにあるが、これがかなりの時間を要する。中には「面倒くさい」と思ってしまうようなものも少なくない。その家事をいかにして効率よく、なおかつ賢くこなし、時間や余裕を生み出すか、その方法を伝授している。
3日目「生活習慣について」
生活習慣はおそらく人生を変えて行くに当たって、最も重要な部分を変えられる要素としてあげられる。料理で言う所のメインディッシュといった部分にもなる。自分自身の衣食住そのもの、さらには年間行事、ツールを含めて、「生活」そのものに関わる全てのことを全て見直し、これからの生活をより良いものにしていくかがかかっている。
4日目「時間の使い方について」
時間は誰しも1日24時間持っている。それをいかにして使っていくかによって、人生の過ごし方も大きく変わってくる。「時間がない」と思ったり、口に出してしまったりする人であれば真っ先に本章から見直した方が良い。やっていく中で本当に必要なのかどうかを疑うと要ったことが大切になるためである。
5日目「お金について」
本当の意味での「お金持ち」は単純に多く収入が入っているからと言うわけではない。お金の使い方そのものに神経を尖らせている。そのお金の使い方、さらにはお金をどのように「扱っていく」か、そこからお金に対するマインドも変わってくる。
6日目「人間関係について」
精神的な病に関しての本をいくつか読んだことがあるのだが、その中で精神疾患にかかる要因として多く挙げられているのが「人間関係」にある。人間関係はコントロールできない部分もあれば、実際にはコントロールできる部分もある。本章ではいかにして人間関係を捨てていけば良いのか、そのことについて取り上げている。
7日目「人生について」
習慣にしても、時間にしても、お金にしても、人間関係にしても最終的には人生の「見直し」と言った所に帰着する。自分自身の「らしさ」を見出すこと、毎日をより良く生きていく、活動していくためにどうしたら良いか、その考える方法を伝授している。
世の中にあるもの、特に自分自身の人間関係やお金の使い方、部屋の中など、映し出す「鏡」はたくさんある。その鏡をいかにして磨いていき、より良いものにしていくか。結局の所、大きく変わることができるのは自分自身と自分の「身の回り」である。
それって、必要? いらないものにしばられずに、1週間で人生を変える30の方法
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