「言い返す」技術

人との会話をしていく事がある。その中には本当の意味で「いや」な人はいることだろう。もちろん中には口げんかになってしまうこともあるかもしれず、言い返したくなる様な事もある。しかし言い返し方を間違えてしまうと、あたかも「泥仕合」の様相を見せてしまい、取り返しのつかないことになってしまう事もある。

本章では会話が苦手、とりわけイヤな人に対してどのように言い返したら良いのかを伝授している。

Part1「「攻撃的でうるさい人」に言い返す」

人の悪口を言う、嫌みを言う、キレるなど「攻撃的」な人は多い。色々な店に行くのだが、突然怒鳴り声を上げるようなこともたまに見かけるだけでなく、公共の場所でも、「こういうこともできないの?」とキレ気味に言うような人もいる。そういった方々を言い返す一言がある。

Part2「「自己チューでわがままな人」に言い返す」

他人のことを全く考えず、それでいて悪気なく、自己中心的な人も少なくない。そう考えると違う方向で嫌な人であるのだが、中には優柔不断な人もいるが、どのようにして返していくことによって、スムーズに行くか、その方法を取り上げている。

Part3「「傲慢でえらそうな人」に言い返す」

厄介な人は所々で見かけることがある。本章と次章がそれに該当するのだが、本章では何でもかんでも上からものを見たり、あるいは自分の物差しを振りかざすような人もいる。そういった人とは付き合わない方が良いのだが、どうしても事情によって付き合うしかない時もある。その際にどのように言い返すかを伝授している。

Part4「「しつこくてめんどくさい人」に言い返す」

しつこい人もおり、中には話を持ったり、言い訳をしたりする人も少なくない。その人が絡んできたときに、どのようにして返したら良いか、本章ではそのことについて取り上げている。

あとがきにも記載されているのだが、日本は「ギスギス」した社会になっている。特にここ最近では新型コロナウイルスにより、緊急事態宣言が2度発令され、行き場のないイライラや怒りが生じている。また「不寛容」になっていることもまた要因としてある。

そういった社会は根本的に変える必要があるのだが、その「変える」ことはまず自分自身の振りから変えていくことが先になる。その方法として会話の「返し」を身につけるのも手段の一つではないだろうか。