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2021年5月

ルポ デジタルチャイナ体験記

このところ、様々な所での技術革新は止まらない。その革新によって私たちの生活の変化も起こっており、また現在進行形で進化を続けている。もちろん進化の度合いは国によって異なっており、本書は中国におけるデジタル進化を取り上げているのだが、そこは日本以上に進化しているものだった。 第1章「潜入! アリババホテル」 本章で紹介されるホテルは2018年12月にオープンしたばかりである。しかもホテルマンはほとんど […]

天然系調味料の知識

私自身料理をする事があり、調味料についてはけっこう敏感である。「敏感」とは言っても、健康と言うよりも、珍しい調味料に敏感なだけで、「料理にこういった調味料があると美味しいのかな」といった感覚で珍しい調味料を購入するといったことも少なくない。 私事はさておき、世の中は健康志向が強くなっており、とりわけ「食」に関しても自然食品を好む傾向がある。料理をするとなると調味料も大事になってくるのだが、そこで出 […]

プラットフォームビジネス — デジタル時代を支配する力と陥穽

今となっては当たり前にある「プラットフォーム」、今となってはGAFAがその旗手となっている状況にある。しかしなぜプラットフォームが生まれ、そして育っていったのか。そしてプラットフォームとしてのビジネスや考え方とは一体どのようなものなのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「プラットフォーム思考―イントロダクション」 「プラットフォーム」とは、 サービスやシステム、ソフトウェアを提供・ […]

【S支局発】スクープ

本書の帯に「自伝的小説」と標榜している。経歴にはほとんど記されていなかったのだが、著者は新聞記者であり、週末は作家に勤しんでいる。仕事の立場上はどこの新聞社は描かれていない。 ちなみに本書はとある中高一貫校における運動会における組体操の事故を取り上げている。自ら記者として真実を追っていたこともあり、真実を追う姿と、学校側の隠蔽を行う姿がありありと映し出される。実際に組体操の事故は報道されたこともあ […]

キセキの軌跡 事業再生コンサルタントが切り拓いた会社存続の未来

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 日本には数百万もの株式会社が存在するのだが、うまく行っている会社もあれば、全くうまく行かず、倒産などの憂き目に遭うところも少なくない。特に新型コロナウイルスの感染拡大により、立ちゆかなくなり、倒産してしまう会社も少なくない。 本書は危機に瀕している会社を再生していくまでの道筋を6つの事例を物語にして表している。 第1章「社長の急死、そして株主もいなくなった […]

昨日壊れはじめた世界で

本書の表紙を見ると、何かディストピアな感じがしてならない。もっとも夕暮れなど風景によってはディストピアのイメージが拭えないようなものがあり、昨年から続いている新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、本来であればいつも人だかりのある場所が誰もいなくなると言った風景もまたディストピアとも言える。 それはさておき、本書はとある書店の屋上で「世界が壊れはじめている」と言う言葉を聞いてから物語が始まる。生 […]

年収300万円の人の悪思考 年収1000万円の人の良思考 年収1億円の人のすごい思考

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 成功をする、あるいは金持ちになると言ったことは行動を変える、行動を変えるきっかけとしては思考そのものを、思考を変えると言ったことがある。今ある思考はどのようなものか、そして年収を引き上げるためにはどのような思考や習慣を持ったら良いのか、本書ではそのことについて取り上げている。 第1章「ビジネス編」 本書はよくある「年収1億円」「年収1000万円」「年収30 […]

西洋美術とレイシズム

よく言われる「美術」となると、必ずといっても良いほど西洋美術を連想する。その美術作品の中には、当時の政治背景はもちろんのこと、連想したものの考え方などが反映される。決して「美」だけを表しているだけでない。 そのため本書のタイトルにある「レイシズム(人種差別主義)」もまた表現を行っている部分もある。今となっては反レイシズムの動きが活発化しており、むしろレイシズムな表現はタブーとされているが、本書で取 […]

ぼくときみの半径にだけ届く魔法

「魔法」と言っても本書に出てくる登場人物に魔法使いはいない。しかし、奇跡の物語や出会いがあるとするならば、あたかも「魔法」にかかった、という気分になるのかも知れない。 本書はあるカメラマンと難病を抱える少女との出会い、そして恋愛を描いている。恋愛小説であるのだが、何とも悲しく、そして運命の如く奇跡が起こっていった。まさに本書のタイトルがよく似合うようにあたかも魔法にかかったかのようなことばかりであ […]

メディアの驕り

メディアはよく「拡声器」と言う言葉を使うことがある。しかしながら、その拡声器はあたかも「サウンドミキサー」でドリフのコントのような声を変えるが如く、解釈で本来の主張そのものを変えてしまう、と言うことがしばしばある。 特に新型コロナウイルス関連の報道について、本来主張していることとは全く違う主張がなされ、Facebook上で抗議、あるいは説明をするといったことが度々見られた。もっともこのようなミスリ […]