私自身も色々な事を書いたり、読んだりすることがあるため、文章については触れない日はない。特にインターネットを利用するようになり、ブログで記事を書くようになってからは読む・書くことは日常茶飯事のようになった。
では私に文章力はあるかと言うと、個人的な評価では「ない」と考えている。他の方々から見たらどうなっているのかはわからないが、他の方々の文章を比べてみると、構成や考え方など足りないところがたくさんあるためである。
私は下手の横好きであるが故に、下手ながらも文章を書くのは好きであるため、力をつけたいことは常日頃から思っている。そこで本書である。本書はどのような文章を作れば良いのか、構成や表現といった観点から磨き方を伝授している。
第1部「構成編」
説得力のある文章はどのような文章か、たった一言だけでも伝わるものもあるのだが、そもそも「文章」であるため少なくとも何十・何百字、多いときには何千~何万字といった中で伝わるものを作る必要がある。
そこで出てくるのが「論理」である。その論理の構成というと「結論」から「論拠」といったことが主流であるのだが、本章では「話題」を先にして「論拠」、そして「主張」といった順番で構成する事を主眼としている。本章で取り上げているコツはこの順番をもとにして詳細はどうしたら良いのかとしている。
第2部「表現編」
表現にしても色々とある。小説などでよくあるレトリックや、接続詞の表現の仕方など多岐にわたる。どのような要素があるのかを取り上げていくだけでもキリが無いため、本章では要点のみとして後は読書のススメなどもある。もっとも本は文章の塊であるため、表現はどうしたら良いのかの参考資料にもなる。
本書で取り上げている文章術はあくまで基礎や基本にあたる。ではどのように文章力をつけたら良いのか。それは「文書に出会う」ことと、「書き続ける」こと、さらに、
“文章を書く”ことを楽しんでみてください。p.290より
このことに尽きる。
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