働く女子に明日は来る!

あなたにとって「働くこと」とはいったい何か?働く人それぞれ答えは異なるだろう。ちなみに私は「愉しみ」そのものである。自分自身が働くことによって、自分も相手も喜ぶことができることをやりがいとしている。

私事はさておき、本書はとあるドラマの製作会社で働く新社会人の奮闘記である。ドラマの製作会社であるため、様々な人と関わり、なおかつ視聴率といった実績を求められるハードな仕事場である。

しかし夢や希望をもって奮闘する姿、そしてそれを支える方々の活躍などもあり、主人公はドンドンと成長して行く。しかしその中で出てくるピンチや困難もあるが、前向きな力がそれを解決していくようであった。

本書は文字通りの「仕事小説」である。お決まりの展開のように見えしまうが、本書は読んでいくうちに、「自分が働いていることが楽しかったとき」をふと思いだしてしまう。社会人生活の中では人によって、それがない人もいるかもしれない。しかしながら、なにかしら楽しいことがあったとするならば、本書でもって思い出すことができる。