あなたにとって「働くこと」とはいったい何か?働く人それぞれ答えは異なるだろう。ちなみに私は「愉しみ」そのものである。自分自身が働くことによって、自分も相手も喜ぶことができることをやりがいとしている。
私事はさておき、本書はとあるドラマの製作会社で働く新社会人の奮闘記である。ドラマの製作会社であるため、様々な人と関わり、なおかつ視聴率といった実績を求められるハードな仕事場である。
しかし夢や希望をもって奮闘する姿、そしてそれを支える方々の活躍などもあり、主人公はドンドンと成長して行く。しかしその中で出てくるピンチや困難もあるが、前向きな力がそれを解決していくようであった。
本書は文字通りの「仕事小説」である。お決まりの展開のように見えしまうが、本書は読んでいくうちに、「自分が働いていることが楽しかったとき」をふと思いだしてしまう。社会人生活の中では人によって、それがない人もいるかもしれない。しかしながら、なにかしら楽しいことがあったとするならば、本書でもって思い出すことができる。
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中澤 日菜子 小学館 2020年09月16日頃
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