動物警察24時

動物虐待などの犯罪は現実の今でも後を絶たない。中にはニュースで取り上げられることもある。本書はその犯罪に対して専門的に取り締まるべく「東京アニマルポリス(通称:TAP)」を設立し、取り締まるというものである。

次々と起こる動物に関する事件があるのだが、次々と解決していった。しかしその矢先に最大の危機が、そしてその要因はTAPならではの要因でもあった。

動物問題は多かれ少なかれ起こっているのだが、表沙汰になることはごくまれなところでもある。後を絶たないと言う面でも根深い側面も有、本書は架空の組織でもって解決に導いていくさまは、本当は必要なのではないか、と言う考えを持ってしまう。後を絶たないからでこそ、動物愛護も含めても動物犯罪専門の組織が一つあってもいいのではないかとさえも思ってしまう一冊であった。