スポーツを行う方々は練習を行えば良いかというと、実はそうではない。むしろスポーツとその周辺の「生活面」「精神面」にも色濃く影響を受ける。本書は中でも「生活面」の中で「食事」「栄養」にまつわる部分を取り上げている。
第1章「からだにいい食事や栄養とはなにか」
食事は「バランス良く」食べることによって健康的に生きる、あるいは行動をできるようになる。これはスポーツでも例外ではないのだが、スポーツの場合はエネルギーの補給はもちろんのこと、それぞれのスポーツに適した身体をつくるなかで食事も非常に重要な要素になってくる。その食事の中で求められる「栄養」だが、カルシウムや鉄分など、栄養素でどれだけ取り、身体にどのようにして役立てていくかを取り上げている。
第2章「スポーツをする人はなにをどう食べたらいいのか」
1日のエネルギー消費量にしても、必要な栄養素にしても、行っているスポーツによって異なってくる。もちろんスポーツの間で飲むドリンクや、スポーツによっては軽食を摂る事も求められることもある。それぞれのスポーツにおいて求められる食べもの、そして食べる量が異なる。本章ではスポーツ全体もあれば、それぞれのスポーツに合わせて求められる要素を取り上げている。
第3章「競技種目の特性、期分け、性別、年齢階層によって食事・栄養のとり方はどう違うのか」
本章ではもっと細かく、年代や性別、さらには練習・本番の前後などの時期によってどのように食事を行い、栄養をどう摂るべきかも含めて取り上げている。
私自身ウォーキングやランニングくらいであるが、スポーツをしている。そのスポーツを行っていく中でどうしても「コンディショニング」と呼び、その状況によってペースや調子が大きく左右される。その要素の一つとして食事をバランス良くしっかり摂れているかも関わってくる。どのようにして栄養を摂っておけば良いか、それを知るための格好の一冊と言える。
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