スピードを求める事は決して悪いことではない。むしろ良いことである。特に情報にしてもビジネスにしても、速さが強く求められるようになってきた中で、「最速」といった仕事にしても、情報収集にしても、アウトプットにしてもありとあらゆる角度で求められる。本書は整理や集中といった仕事術・整理術など多岐にわたるのだが、その根源は「超速」という名の如く、時間の使い方に他ならない。
第1章「整理――「超・生産的な人」の頭の中」
特にスピードを速めるためには、情報などを「整理」する事が大切である。ではどのようにして「整理」を行うべきか、本章ではフローチャートで、どのように整理を行ったら良いのかを提示している。
第2章「集中――シャットアウトで「完全集中」する」
特にスピードを求められるとしたら効率と言うよりも、むしろ「集中」を行っていくかに限る。鬼滅の刃よろしく「全集中」と行けば良いのだが、異常者ではないため、なかなかうまく行かない。その集中を研ぎ澄ますためには周囲のもの・ことを完全にシャットアウトしての集中が求められる。
第3章「加速――「FAST」でブーストする」
整理・集中を行うことによって、あたかも自転車のように仕事のスピードが加速する。しかしその加速だけで十分かというと決してそうではない。加速をさらなるものとしていくための「ブースト」を行って行くにはどのような事を行っていけばよいか、と言うことを取り上げているのが本章である。
仕事はもちろん正確性も大事であるが、それ以上にスピードが求められることも多くある。そのスピードをどのように上げていくべきかを、指し示す一冊であり、自分のスピードを測りつつ、どこで躓いているか、そしてスピードを上げるためにはどうしたら良いのかが良く分かる。
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