個人事業主や小さい会社を設立する方々もおり、私自身も独立して個人事業主をした経験があるのだが、実際にやってみると、色々な仕事を全部自分で行わなければらず、会社があることの大切さや仕事を動かすための「全て」を学ぶことができた良い機会だった。
本書は個人事業を行う方々もさることながら、会社の中でも根幹をなすような方々も「会社」としてどのよう中身があり、どのような仕事を知るための一冊である。
第1章「総務・人事・経理の事務の基礎」
会社の中には総務部・人事部・経理部(会社によっては「課」となることもある)などがある。それらは会社ならではの組織であり、なおかつ事業の根幹をなしている方々だとどのような組織なのかわからない方々も多いかもしれない。
ただこれらの部署は裏方でありながらも、会社としての屋台骨を支えている立場である。そのためそれらの組織はビジネスとしての「基礎」がどうしても大事になる。
第2章「総務の仕事」
総務は来客などの応対から、社内外の文書管理などの事を行う組織である。そのため社会人としての基礎を大事にすると共に、マナーが最も問われる立場とも言える。
第3章「人事の仕事」
では人事の仕事派というと、給与もさることながら、労務管理も必要になってくる。さらには様々な保険の管理業務から、人事的な「採用」業務が関わってくる。それら「人事」にまつわる仕組みと業務を取り上げている。
第4章「経理の仕事」
最後は「経理」である。会社としての売上の計上から利益の算出はもちろんのこと、経費の計算なども全て管理している。最も給与計算から賞与、また毎年恒例の「年末調整」から決算に至るまでの事を取り上げている。
第5章「スキルアップのために」
最後はそれぞれの業務を理解する、あるいはスムーズに遂行していくためのスキルアップの重要性と、その方法を取り上げている。
地味な組織かも知れないが、最も重要な組織であるのが、「総務」「人事」「経理」である。もっとも営業や事業を行う立場でも、重要な立場になってくると、それらの業務について一定の理解をして、業務を遂行していく必要がある。さらにはスモールビジネスや個人事業を行っている立場であれば尚更重要になってくる。その業務の中身とスキルアップのことについて全てが明かされている一冊と言える。
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