パフォーマンス・ラーニング

日本の「労働生産性」は世界から見ても低水準にあるという意見が多くある。現に「公益財団法人日本生産性本部」では「労働生産性の国際比較」において、OECD加盟国の中でも低い水準にあるといった発表があった。

生産性が低い要因としては日本における風土はもちろんのこと、企業風土と呼ばれるような部分に原因があると指摘する論者もいるのだが、実はこの生産性は「人」に夜部分もある。そのため一人一人が生産性を上げる部分もあればどのようにして挙げて行けば良いか、そのメソッドを示しているのが本書である。

第1章「「学び方」を変えれば生産性が上がる」

生産性を上げていくためには「効率よく」行うと言った事を連想するのだが、実は仕事の仕方や考え方などの「勉強」することが挙げられる。「勉強」というと学生の本文ではあるのだが、決して学生だけのものではない。社会人になっても「勉強」を行う所はいくらでもある。その仕方も社会人ならではの部分もある。組織として学べるところ、さらにはそれぞれの人の「質」を高めるための学び方なども取り上げている。

第2章「業績アップを実現するパフォーマンス・ラーニング」

特に「効率」や「生産性」と言うと、「パフォーマンス」と呼ばれる。実際にその生産性を上げるためには「学ぶ」「勉強する」ばかりではない。その勉強を行いながら「実践」を行う事で検証を行う、もしくはメソッドについて実戦を通して血肉とするといったことも大切である。そのための「パフォーマンス・ラーニング」である。

第3章「パフォーマンス・ラーニングの4つのステップ」

では「学び」「勉強」から「実践」を通して力にしていき、パフォーマンスにして行くか。そこにも「やり方」のステップが存在しており、本章で「学ぶ」「練習する」「評価・指導する」「仕事に生かす」の4つのステップで紹介している。ただ最後の「仕事に生かす」は、生産性として活動とするため「活かす」と定義した方が正しいと考える。

第4章「パフォーマンス・ラーニング実践のコツ」

ではどのようにして「実践」を通して「血肉」にしていけば良いか、本章では新入社員研修やマネージャー研修、さらにはセースルトレーニングなど具体的なモデルケースでもって表している。

第5章「オンラインだからでこそ効果が上がる新入社員研修」

研修となるとかつてはいわゆる学校における「対面」「座学」での研修を行うことがほとんどだった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、Zoomやビデオ通話などを通したオンライン上で研修を行う所も少なくない。一昨年の時から急速に広まり、会社によっては対面に戻す所もあるが、引き続きオンライン上で行う、あるいはその両方でもって行う所もある。

第6章「営業を変えて会社を変えるセールス・イネーブルメント」

営業自体を変えるための研修を行いながら、生産性を伸ばし、業績へと変えていった会社も少なくない。本章では実際に営業を変えていき、生産性や業績を伸ばしていった会社の実践例を紹介している。

第7章「生産性を高めるスキルアップ・トレーニング」

スキルアップは人も会社も必要なものである。もちろん会社や人の事情によってはやり方、さらには内容まで異なる。本章ではコンサルタントや製薬会社、メーカーなどの会社の事例でどういうトレーニングの方法があるのかも取り上げている。

第8章「スピード×効果×スケールを実現する研修設計」

本章ではむしろ研修をどのように設計していけば良いか、部署としては人事、あるいは労務などの部門で考えるべき課題である。しかしその考える題材としていくつかの会社にてどのような研修体系・設計を行っていけば良いかを列挙している。

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