「依存症」と言うと結構怖いイメージがあるのだが、かくいう私も「活字依存症」「読書依存症」「読書中毒」とも言われることが往々にしてある。自分自身それは褒め言葉だと思っているが。
しかしながらギャンブル、アルコール、薬物など悪い意味での「依存症」も存在する。その依存症はなぜできているのか、そしてその種類と対策とはどのようなものがあるのか、そのことについて取り上げているのが本書である。
第Ⅰ部「依存症について語る」
もっとも「依存症」は完全に「病気」かというと、決してそうではない。依存している部分の中にもポジティブなものも存在しているが、よく言われる依存症の多くはどちらかというと「病気」に分類するケースが多くある。本章では依存症のケースはもちろんのこと、概要的にどのようなパターンがあるのかも含めて言及している。
第Ⅱ部「さまざまな依存症」
本章では主な依存症として「アルコール依存症」「ニコチン依存症」「薬物依存症」「ギャンブル依存症」「オンラインゲーム依存症」「糖質依存症」「性的依存症」に分けて、よく言われている嘘と真実、さらには傾向について取り上げている。
第Ⅲ部「依存症への対策と治療」
そもそも依存症への対策をどうするべきか、と言うところに入ってくる。そもそも依存症はどのような傾向にあるかは第Ⅱ部で取り上げてきたのだが、対策・治療となると、一生かかるものなのかと言うと、種類や原因、傾向などによって細かく異なる。もっとも治療自体も苦しいものもあるが、著者その「治療」そのものを楽しく行う事で脱することができると主張している。
確かに依存症の中には「病気」と指定されるような類も存在することは間違いない。しかしながら、依存症の中にも「オンラインゲーム(スマホゲームなど)依存症」や、私のような「読書依存症」などある種の傾向がある。
しかしやり過ぎてしまうと体調面で悪い効果を起こしてしまう。例えば運動やランニングにも「依存症」があり、怪我や逆に体調面で不調を来してしまう要因にもなる。何でも「依存症」と一括りにするのは宜しくないが、現に病気となっている依存症もあり、そうでなくとも傾向として悪い意味にもなることも忘れてはならない。
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