ウィザードグラス

当ブログの記事をつくる際はよくPCを使う。記事を作る中でわからない用語や調べる必要があるデータはよくGoogleを使って検索を行う。その検索の中には「履歴」が残り、私自身の知りたいこと、過去に調べたものなどリアルタイムしらべるひつようがあるで「記録」される。その記録を他人が見たらとなるとゾッとする。

そのゾッとする物語が本書である。本書は他人の検索履歴を見ることができるAR機器を巡った一冊で、名前が本書のタイトルである「ウィザードグラス」である。しかしその機器を巡り大事件が発生し、混乱に陥る。

「1億総監視社会」の様相を示した世界はどのような姿なのか、また技術革新における「負」の側面を映し出したミステリーと言える一冊である。

話は変わるが、本書では架空の会社を出しているが、実際の会社にかなり近い会社名で明記しているため、誰が見てもこの会社だということがわかってしまう。架空にまぶしてある種風刺しているような印象も見て取れる。

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