ウミガメみたいに飛んでみな

仕事においても、プライベートにおいても「うまくいかない」時に遭遇することは少なくない。人によっては特に「挫折」と呼ばれる経験をしてしまい、心が折れそうになることもある。もちろん「心折れる」状況によっては一人で立ち上がることができる一方で、立ち上がれないようなこともある。特に後者は周囲の「支え」や「励まし」が不可欠である。

本書はそのような状況に陥る若者たちを描いている短編集である。就職活動から恋愛、仕事、プライベートなど様々な場においての苦境、挫折などの経験でくじけてしまい、這い上がれなくなった方々に対して、支えとなったのは「家族」の存在である。家族の支えがどのようなものであるのか、立場は違えど「家族」がいかに大切で尊い存在なのかがよくわかる一冊である。

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