巻込力―自分の“コントロール”できる範囲を広げるスキル

ビジネスの場では仕事術コミュニケーション術など、様々なスキルが求められる。しかも個人の力も引き上げることも必要であるが、仕事の内容によっては1人ではどうにもできないことも往々にしてある。色々な人と関わっていく中でビジネスは進み、達成していくようになる。

その上で本書では人を巻き込む「巻込力」にフォーカスを当てている。巻込力とは何か、そしてそれを高め、発揮することによってどのような効果をもたらすのかを取り上げている。

第1章「「巻込力」は最強のビジネススキル」

優秀な人よりも、人を巻き込んで仕事を行う事が最強のスキルであると主張している。仕事の多くはチームワークで動く。その中にはそれぞれの「得意分野」があり、それを足し算、場合によっては「かけ算」となっていくなどの「相乗効果」をもたらすことができる。

第2章「巻込力に必要な心構え」

もちろん「巻込力」をつくる、あるいは使うためには「心構え」が必要である。ではどのような「心構え」が必要なのか。本章では「コントロール」や「行動」「表情」など振る舞いの部分が多い。

第3章「巻込力を最大限に発揮するコツ」

もちろんただ「巻込む」だけでは、人が増えていくだけで、効果はそれほど発揮しない。ではどのように「巻込力」を最大限に発揮できるのか。本章では巻き込むための「目的」や「指針」など根幹に関わることから、フィードバックなどのサイクル化するためのことなどが網羅されている。

第4章「巻込力を高める業務スキル」

巻込力を業務スキルでもっていかにして高めていくのか。会社で働くだけでなく、ここ最近広がりを見せている「テレワーク」でもどのようにして役立てるのかも含めて言及している。

第5章「自己実現の手段としての「巻込力」」

仕事を行っていく上で、自己実現したいことはある。それをつくり、達成していくためには何が求められるのか。本章ではその自己実現のための力として「巻込力」がどのように役立つのかを説いている。

仕事を行っていくうえで、人を「巻き込む」、逆に「巻き込まれる」ことは往々にしてある。ではその「巻込力」をどのようにして培い、利用し、最大限に発揮して、自己実現をしていくのか。本書は巻き込み方から重要性に至るまで網羅されている。