やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

行動を起こすにも「やる気」になること、することが大切と言われることが多い。しかし、実際にやる気になると言うよりも、それに頼らずに「やる」ことができるようになる「コツ」があるという。本書はその「コツ」を37個取り上げている。

第1章「先延ばしがなくなる! 行動に「初速」をつける方法」

いざ「やろう」と決意しても、なかなか行動に踏み出せない人が多い。「当たって砕けろ」という格言以前に、「当たる前に砕ける」ような人たちのことを表しているのかも知れない。それはさておき、やる気になって行動を起こすよりも、先延ばしさせずに、まず「動く」ことができるように「する」ことが大切である。ある種ルーティンの一部に組み込む、あるいは「仮に動いてみる」ことでも、もう「行動」として移っている。

第2章「集中力が驚くほど続く! 「行動ブレーキ」の外し方」

行動を行う際に、良く言われるものとして「マインドブロック」あるいは「メンタルブロック」と言われる、行動に対してブレーキを起こすようなことがある。それをいかにして外していくか、集中ができないとき、あるいは外的要因にて途中で中断することもある。そこからどのように再開して続けていくか、あるいはくじけそうになった時にどうしたら良いかなども取り上げている。

第3章「感情に左右されない! 行動マインドのつくり方」

どうしても人間は一つの「動物」であるため、本能や感情に支配されることもある。それを打開すべく、理性で以て、どのように、感情に左右されず、行動に持っていくべきか、「目標」設定はもちろんのこと、現在・過去など向ける「目」を変えるだけでも行動マインドをつくることができる。

第4章「「忙しくて動けない」がなくなる! 時間の使い方」

新しいことを行うにしても、どうしても「忙しくて」と口にする人もいれば、本当の意味で忙しい人もいる。しかし「忙しい」中でも合間を縫って短い中で時間をつくり、新しい行動を行っていくこともまた必要である。もっとも「忙しい」中にも時間をいかにしてつくり、使っていくかは「時間術」にあたるのだが、やりようにもなる。

第5章「夢や目標に向かって一歩踏み出せる! 行動思考の身につけ方」

行動を行う際に、夢や目標と行った一つのゴールを設定を行う事で、そこから、どのようなプロセスが必要なのかが見えてくる。そのプロセスをいかにして作っていき、行動に転じていくべきかを本章にて取り上げている。

「やる」といった実行・行動となると、どうしてもモチベーションなり、やる気なりといった話が出てくる。しかしながら、行動の所で一つ変えていくだけでも変化となり、そこから新たな行動を生み出し、ルーティーン化する。また自信の夢・目標を叶えるための変化も見いだすことができるようになる。本書はそのきっかけづくりとなる一冊と言える。