ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

本書はモデル・タレントであるが、それ以上にYouTuberとしての活躍が強いkemio(けみお)のエッセイ集である。

私自身もそうであるが、人生は何が起こるかわからない。神奈川県で生まれ育ったkemioは元々目立つことが大好きだったという。世間一般で言う所の「引かれたレール」に対して目もくれず、目立つため、アイドルやダンサーなども目指したという。

高校3年の時、あるSNSとの出会いが彼の人生を大きく変えた。かつてあった動画共有サービスの「Vine」である。そこでいくつか動画を投稿したところから瞬く間にフォロワーが増えて人生は開けていくようになった。しかし開けていったものはしぼみ始め、一つの「挫折」も味わった。しかしその間にてモデルやタレント活動につなげることができ、さらには音楽の世界にまで踏み入ることができたという。やがてYouTuberとなり、そして自らアメリカに渡ってスーパーアイドルを目指すべく活動している。

kemioの人生は端から見ると自由奔放のように見えるかもしれない。しかしkemioは「自分らしく」なおかつ「目立つ」ことを基軸に日々邁進しているように見える。独自の色・個性を見いだし、発信し続けている道(ランウェイ)はこれからどこに向かい、歩んでいくか、実に楽しみである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました