Butterfly World 最後の六日間

よくある物語としてある人がオンラインゲームの世界に入り、そこで事件に遭遇する、あるいはデスゲームを行うといったものはよくある。しかし本書は「VR空間」における「殺人事件」というものである。

ミステリー作品も現代に当てはめたり、あるいはパラレルワールド、また他にも江戸時代など古い時代を舞台にしたものに至るまで様々なミステリーが生まれてきたのだが、本書は「VR」の世界における殺人事件というだけあり、そう言う意味では昨今で、なおかつこれから広がりを見せるだろう技術や世界においての「殺人事件」に斬新さがある。

もちろん「VR空間」での殺人事件の題材が斬新である一方で、物語の展開は、ミステリーの王道を突き進んでいる印象が強くある。謎解きを行っていく中で、VRならではのパラレルな出来事も起こりつつも、犯人に迫っていくものとなっており、謎解きもVRと現実を織り交ぜつつ、著者自身の持っているミステリー展開をふんだんに盛り込ませている所が魅力的であった。

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