愛という名の切り札

「結婚」「恋愛」のあり方は年々変わってくる、というよりも「多様化」している。結婚届を出して、結婚式や結婚パーティーを行うような結婚もあれば、「事実婚」と結婚届を出さずに同棲したり、付き合ったりすることもある。

また恋愛観・結婚観もまた「様々」である。本書は特に結婚観に関しての「それぞれ」の考え方を描いている一冊である。離婚をしたい女性、結婚に価値を見いだす女性、逆位見いださない女性と様々な結婚観を持っている女性たちが、パートナーとの関わり、女性たちとの関わりの中で、どのような「日常」を送るのかを描いている。

私自身は結婚したことがなく、なおかつ「彼女いない歴=年齢」の状態であるために、恋愛についても、結婚についても全くわからない。そのわからない恋愛や結婚における「現実」が創作でありながらも肌で感じることができる。もちろん私にも結婚願望はあるのだが、本書を通して、果たして「結婚」とは何かと言うことを改めて考えさせられた。

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