ストレス0の雑談 「人と話すのが疲れる」がなくなる

私自身コミュ障のせいかどうかは不明だが、雑談が苦手である。仕事を行う面でのコミュニケーションはそれなりに行えるのだが、雑談となってくると興味のあるものもあれば、あまり知らない話、さらには自慢話ばかりとなると辟易してしまうことがけっこうある。もっと言うとそれに対しての感想を振られると答えに窮することも多々ある。

雑談はコミュニケーションにおいて潤滑油になることが多いのだが、私のように雑談が苦手な人もいる。そこで本書である。雑談をどのようにして行い、人と話す際のストレスをなくせば良いのかを伝授している。

ステップ1「ストレスを感じない 雑談の目的」

雑談というと、突拍子もなくはじまる、あるいは間をつなぐというようなことをイメージするのだが、そもそも「雑談」はどうして必要なのか、そこから入ってくる。単純に挨拶だけでも雑談の一つになるのだという。

ステップ2「雑談に必要不可欠な 自己開示」

雑談というと四方山話を話したり聞いたりするのだが、その中であるのが「自己開示」である。自分自身をどこまで明かすかによってくるのだが、明かす範囲、内容によって潤滑油になることから、雑談にてどこまで話せば良いのかを考える事も雑談の準備に入ってくる。

ステップ3「会話がとぎれるストレスがなくなる 話題」

会話を行っていく中で、四方山話とはいえある程度の「話題」が入ってくる。その話題をどのように見つけて生きつつ、自分にとっても相手にとっても、ストレス0の雑談にして行けば良いかを取り上げている。

ステップ4「自分も相手もストレスを感じない 聞き方」

雑談は「会話」であるため「話し手」と「聞き手」がある。それぞれの立場にてどのようなスタンスで以て行えば良いのかを本章では「聞き方」を、次章では「話し方」を取り上げている。

では「聞き方」はどうしたら良いか、雑談のみならず、コミュニケーションの中で質問を行う事や、聞くことは多くある中で、いかにして「聞く」ことが求められるのかを列挙している。

ステップ5「積み上げた信頼を崩さない 話し方」

「話し方」についてもただ話すのではなく、いかにして話すべきかを取り上げている。特に話していく中で余計な一言や気分を害するようなことをポロリと口にしてしまうようなリスクもはらんでいるため、本章にて取り上げているところは注意して行っていく必要がある。

雑談を行っていくことにより、コミュニケーションの力をつけ、なおかつ人間関係を円滑に行う事ができる。しかし雑談にしても苦手と感じる方々も少なくない。実際にどのように雑談を行うかはやってみないとわからないし、なおかつ本書で取り上げている要素を一つ一つ実践しながら力をつけていくしか方法が無い。