つながりません スクリプター事件File

映画の撮影を行った方、あるいは映画についてマニアックな知識を持たれる方は知っているのだが、そもそも映画は様々なシーンを撮影を行い、その撮影したシーン・様子などをつないでいき、1本の映画を作っていく。その「つなぎ」の管理を行うのが「スクリプター」の役割である。

本書は映画監督とスクリプターの物語であるが、そのスクリプターが本章のタイトルにある「つながりません」が口癖である。しかし主人公の監督はそのスクリプターに信頼を置きながら撮影を進めていった。

映画の現場はある意味色々な事が起こり、中には「事件」と呼ばれるような出来事もあるという。しかし本書では出演俳優を巡り、本当の「事件」が起こってしまう。その事件を巡って2人はスクリプターを行っていくかのように謎を紐解いていくという一冊である。謎解きと言うよりもスクリプターとしての仕事が事細かに描かれているのが印象的だった。

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