仕事は1冊のノートで10倍差がつく

仕事を行う中でノートを「使う」ことは私自身としてもよくある。もっとも仕事における内容を記録する、あるいは考えるなどの部分で「使う」ことは往々にしてあるのだが、脳内整理はもちろんのこと、今までのことを振り返る、あるいは目標をつくるなど、仕事において「使う」要素は沢山ある。本書は仕事で差がつくノートの「使い方」を取り上げている。

第1章「書くことが人生を作り出す」

自分自身も「書く」ことが仕事になっている部分がある。仕事を行っていく上で、覚える必要があるもの、考える必要のあるものなど、どうしても「書く」ことが求められることが多く、どうしてもノートを何冊か、あるいは手帳を持つことが往々にしてある。本章では仕事における人生において「書く」ことがいかに重要であることかを説いている。

第2章「脳内を整理するノートの作法」

文房具店に行くと、大小、さらにはページ数や紙質など様々な種類のノートがある。著者が持っているノート選びはもちろんのこと、ペンの選び方・使い方、さらには「書く」以外の「使い方」まで、脳を整理するための「使い方」を取り上げている。

第3章「キャリアを切り拓く「目標ノート」」

仕事や人生において「目標」づくりは欠かせないものである。もちろん達成することが大事になってくるのだが、どのように達成するかをはじめ、将来どのような自分になりたいのかなど、分析や構築を行うためにも「ノート」は非常に重要なものになってくる。

第4章「第一歩目が軽くなる「行動ノート」」

目標を基にどのような行動を起こすか、さらにその行動に対してのフィードバックについてなど、行動に関してのことをノートでもって提示しながら、段取りを決める、あるいはすぐやるを実現できるようにしていく。

第5章「今に集中できる「振り返りノート」」

前章でもフィードバックについて言及したのだが、行動に対してのフィードバックは目標達成を行っていく、上での「修正」を行っていく部分になってくる。その「修正」に対して、どのように「振り返り」を行っていくべきかを本章にて取り上げている。

第6章「悩みを最小化できる「解決ノート」」

仕事など目標達成に向けた行動を行っていく中で、どうしても「問題」という名の「壁」に直面することが往々にしてある。その問題に対していかにして解決を行っていくのかを「ノート」でもって使うことができる。その方法を本章にて提示している。

第7章「勝利をたぐり寄せる「プレゼンノート」」

仕事の内容によっては社内外において「プレゼン」を行う人もいる。そのプレゼンをいかにして決めていくかもまたノートによって組み立てることができる。どのようにノートを使ってプレゼンを行っていけば良いかを伝授している。

第8章「インプットを成果に変える「アウトプットノート」」

私たちは常にあらゆる所から情報をインプットを行う。インプットを行ったものを時としてアウトプットを行っていく必要があるのだが、そのアウトプットをどのように行っていくのかを本章にて伝授している。

本書はノートを「使う」方法を多数紹介している。特に「ノート術」となると、けっこう一つの方法に固執するような本もあるのだが、本書は色々な種類があるため、仕事やプライベートにおいてどのようにノートを使うかの状況によって、切り抜きながら実践していけるように作られている。もし記録が苦手、ノートをどのように使ったらよいのかわからない方であれば本書を手に取り、自分自身のやりやすい方法から手をつけていく方が望ましい。