行った気になる世界遺産

いきなり本書を否定するようで申し訳ないのだが、名所などは実際に行かないとわからない感覚がある。もちろん行った先の所について書かれている本は何冊もあり、なおかつインターネットを開いてみると、紀行文や感想、さらには名所の紹介など細々と書かれている。そのためか、本書のように「行った気になる」ことは容易にできる。

しかしながら昨今はコロナ禍であり、状況は緩和されているとはいえ、まだまだ旅行へ行くにはハードルが高い部分がある。そのために本書は価値があるのでは無いかと考える。先にも書いたように妄想で旅行をして見ることは容易ではあるものの、実際に文章にしたためることは難しい。本書はその難しい部分を行いながら、あたかも行っているような感覚で描かれているのだから、自分自身も行った気になってしまう。紀行文のように見えて、妄想紀行文といった新しい感覚のエッセイと行っても過言ではない一冊である。

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