今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略

社会人としての人生は長い。多くの人出あれば30数年、人によっては40年や50年と言った長い人生の中で、仕事と関わっていく。そしてその多くは会社に入社し、部署に配属され、それぞれの役割を全うすべく仕事に励むが、中には組織になじめず、転職する、あるいは別の部署に異動を願うような人もいる。

特に長い人生の中でどのように生きていくか、戦略を持って考えている人もいれば、どうなるのかわからないと思い、ただ漫然とキャリア人生を過ごしていく人もいる。

しかしより良い社会人人生を送るためには「キャリア戦略」は必要である。「キャリア戦略」と言えども転職を繰り返すようなものではなく、今の会社でもできる「キャリア戦略」がある。

第1章「あなたに必要なのは「キャリア戦略」だ! 自分だけのキャリア地図を手に入れよう」

社会人人生は長い。しかしその「長い」人生はボーッと過ごすと、いつの間にか終わってしまう側面もある。それを打破すべく「キャリア戦略」が痔味になってくる。ではどのように「戦略」を組み立てて行けば良いか、「視点」や「概観」なども踏まえて取り上げている。

第2章「「稼ぐ」ために必要な意識改革をしよう! 稼ぐことに、ちゃんと向き合う」

キャリアをより良いものとするためには様々な「改革」が必要である。その一つに「意識改革」である。「長い」とは言えど「限り」がある中で、どのような意識作りを行ったら良いのかを4つ挙げている。

第3章「キャリアは日々の行動から「自分らしく生きる」をつくりあげる新習慣」

キャリアがより良くなるのは、日進月歩である。日々の行動・実行などが全て通じている。その日進月歩を支えるものとして「習慣」が挙げられる。ではどのように習慣を構築していけば良いのか、そのことについて取り上げている。

第4章「自分らしいキャリアを築くために、最大限に組織を活かす! 自分も組織も成長するための「組織貢献」を考える」

キャリアを築くことは何も転職することばかりではい。「置かれた場所で咲きなさい」という本があるように、今ある場所にて咲かせられる場所があり、能力がある。それをいかにして組織に貢献していくか、それを尽くしてキャリアをつくることもまた一つの手段である。貢献次第によっては社内外も黙っておらず、引く手あまたのような状況を生むこともある。

自分自身も実感しているのだが、キャリアはその日その日の仕事・人生の積み重ねである。その積み重ねをいかにして良いものにしていくか、そこに「戦略」が生まれる。これまで培ってきた人生を振り返りつつ、これからどうするのかそれを熟慮するに適している一冊と言える。