マッキンゼーで学んだ速い仕事術

仕事を行っていく上で「スピード」は欠かせないものである。しかしどのようにスピードを持って行う必要があるのか、環境にしても、書類の書くことについても、様々な面でどのような「速さ」を身につけたらよいのかわからない人も多い。

そこで本書は世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーなどで学んだ仕事のやり方を伝授している。

第1章「仕事環境・ツール」

仕事を行う中で環境・ツール・書類・連絡などの方法を網羅している。本章に限った話ではないが、「仕事が速い人」「仕事が遅い人」と「○」「×」形式にて定義し、そこからどうしてなのかという説明を行っている。

第2章「発想」

本章のタイトルから見るとアイデアをどう出していくかという考えに行き着くのだが、どのように要素を組み合わせ、考え、記録し、アイデアを生み出していくかなどを取り上げている。

第3章「企画書」

アイデアを下に企画書をつくり上げていくのだが、企画書自体にも「書き方」などがある。しかし共通するセオリーもあれば、企画書を見る所などによって独自のセオリーも存在する。そのためいかにして企画書のネタを練り込みつつ、企画書に落とし込み、作成していくのかを本章にて伝授している。

第4章「会議」

会社や組織の中にあると、「会議」と言うのが存在する。その会議についても時間設定からないよう、さらには進行や目的設定などやるべきことは数多く存在する。その会議のあり方について本章にて速い人・遅い人の違いを示している。

第5章「プレゼン」

会議なども含めて中にはプレゼンを行う事も少なくない。プレゼンにしても資料の準備から、説明の順番、さらには質問への答えなど様々な要素が盛り込まれる。どのように準備し、伝えるなどをして行けば良いのかを本章にて伝授している。

第6章「行動習慣」

仕事における「行動」のあり方一つで、変化のあり方も変わってくる。良い方向へと進むためには自らあるフリを直すことが求められる。速い人・遅い人の「行動」のあり方が本章にて列挙している。

ビジネスは思っている以上のスピードで変化をしている。その「変化」に対応するためには正確性も必要かもしれないが、それ以上に「スピード」が求められる。そのスピードを上げていくために、一つ一つ行動や考え方、仕事の仕方などを見直す必要がある。その見直すチェックリストの如く本書でもって省み速い人の実践をし続けていくと良い。