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蔵前

三人称の哲学 生の政治と非人称の思想

よく哲学の場では「私」や「あなた」など、一人称や二人称で人間のことについて考察を述べることが多い。しかし本書はそれとは違い「彼」や「彼女」と言った三人称でもって哲学を論じている。 なぜ「私」や「あなた」ではなく「彼」「彼女」のような「三人称」で論じられているのか。 その大きな要因として「二項対立」が取り上げられる。これは「知識だけあるバカになるな!」や「「分かりやすさ」の罠」でも取り上げられている […]

元気のでる歌や音楽を教えて!

ブログネタ: 元気のでる歌や音楽を教えて! 今回のネタは「元気のでる歌や音楽を教えて!」です。 元気が出る歌というと色々ありますね。 例えば、 や、 あとこれも、 と、色々ありますが、私が一番元気になる曲はこれです。 今から13年前くらいに発売された曲ですが、当時中学一年生でしたが、初めてシングルCDを買ったのもこの曲でした。 それから大学生になり、あまり聞く機会はありませんでしたが、就職活動を始 […]

田舎の日曜日――ツリーハウスという夢

本書は浅間山の山麓で25年以上も山小屋で生活を続けている方の自伝+詩集である。 浅間山は長野県と群馬県のちょうど県境に位置する山で一昨年にも噴火が起こっている活火山として知られている。そのため火口付近には近づくこともできず、登山も他の山以上に危険を伴われる。 とはいえ浅間山には避暑地や浅間園、白糸の滝などスポットも数多くある。 著者は詩人であるため、各章に詩がちりばめられている。それも楽しめるのだ […]

社会主義と個人 ―ユーゴとポーランドから

「資本主義」と「共産主義」、そして「社会主義」と、国家主義には様々なものがある。私たち国民はそれらをどのように受け止められるのか。 日本では「資本主義」であり、中国は「共産主義」の体制を取っているが、言論的な統制など細々としたものを除くと、私たちの生活にはさほど大きな違いはない。 では「資本主義国」と「社会主義国」における国民生活の違いとはいったいどこにあるのだろうか。もしあるとしたらそれはいった […]

日本の医療制度 ―その病理と処方箋

日本の医療制度にまつわる問題は様々である。一つには「医師不足」、「新薬遅れ」、「混合診療」などが挙げられるが、本書ではその中から特に「新薬遅れ」「混合診療」について日本における問題の全容と海外での対応を考察している。 「新薬(承認)遅れ」は最新医療という観点では私たちの生活と直結している所は多い。しかしよくよく考えてみると日本の薬事的な事柄が多い要因として、「安静」と言った長期的な治療を行わず、な […]

海水浴と日本人

いよいよGWが始まる。その後には梅雨のシーズンが始まり、やがて暑い夏を迎える。その季節になると「海水浴」が盛んになるシーズンである。この季節になると家族連れ、あるいはカップルで海水浴に行くという機会も多い。 そこで本書である。本書は「海水浴」そのものの歴史や習俗についてスポットを当てた一冊である。 「海水浴」の言葉自体は明治時代に入ってから生まれたのだが、その前には「塩湯治」など医学的な行為、もし […]

日本一の桜

春は桜の季節である。関東のソメイヨシノはもうすっかり見頃を終えてしまったのだが、北海道のソメイヨシノやエゾヤマザクラはこれから開花・満開を迎える時期である。 本書は全国津々浦々の「桜」を紹介した一冊である。公園の半分以上が桜で占められている弘前公園の桜。樹齢200年以上の「山高神代桜」、そして数多くの桜の名所も紹介している。 日本一の桜 (講談社現代新書) posted with ヨメレバ 丸谷 […]

究極の選択! 暇な毎日と忙しい毎日、どっちがいい?

ブログネタ: 究極の選択! 暇な毎日と忙しい毎日、どっちがいい? 久々のネタ記事です。 今回のネタは「究極の選択! 暇な毎日と忙しい毎日、どっちがいい?」ですが……、 現にそうなっている「忙しい毎日」ですね。「究極の選択」とありますが、全くと言っても迷うことはありませんでした。仕事が落ち着いていたとしてもプライベートでは色々とやることがありますので暇になることはほとんどありません。 むしろ暇になっ […]

人びとの資源論

私たちの生活の中で自然の中で作られた「資源」を利用しない時はないだろう。 しかし、それらの資源も無限にあるわけではない。有限のなかで私たちはその恩恵を受けながら今日を生きている。 その一方で、資源にまつわる争いもある。オイルショックもあれば軍事的な戦争もある。「イラク戦争」も一説には石油の確保によるため、イラクをでっちあげで戦争にこじつけさせたという。 では、私たちは資源とどのようにつきあっていけ […]

1万人市場調査で読み解く ツイッター社会進化論

本書はtwitterの市場を読み解きながらtwitterが社会に関してどのような変化を及ぼしたのか、について考察を行っている。 日々のつぶやきをはじめ、ニュースや広告など、twitterは多岐にわたって活躍を遂げてきた。とりわけ大きい者では東日本大震災での救援物資や安否確認、そして救助などが挙げられる。その一方でデマや嘘情報など「玉石混淆」とも言えるのだが…。 とはいえウェブをはじめ、「情報」や「 […]