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蔵前

ぼくたちが 知っておきたい生理のこと

男女には明らかな違いがあるが、その「違い」を理解できず、時として「ハラスメント」になるケースも少なくない。またそのことによって亀裂も生じることがある。 この「違い」の一つとして「生理」がある。女性の場合は必ず存在するものがあり、その時期になってくると個人差はあるものの、耐えがたい「生理痛」に苦しむことも少なくない。本書は「生理」について男性が理解できるようにつくられている。 第1章「ぼくたちと生理 […]

ミライヲウム

人に触れると、その人の未来が見えるという不思議な体質を持った男性が、付き合っていた女性に触れた瞬間に見たバッドエンディング。しかしそれを打破すべく奔走する。 バッドエンディングがなぜ起こるのか、未来を変えるために、新しい未来を生むために進み出す2人の姿はミステリーに見えながら、2人の恋愛模様を鮮やかに描いている。 能力自体がファンタジーでありながらも、その上で、彼氏の視点からではあるが、恋愛を育む […]

GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート術 「最高の仕事領域」をみつけよう!

自分自身の「強み」はどこにあるのか。なかなか見つからないと考える人も多いことだろう。かくいう私も未だに見つけられず苦しんでいる状況にある。 そこで本書である。本書は「ノート術」であるが、仕事のノートと言うよりも、自分自身の「強み」を引き出し、その上で、何を行っていくべきかのビジョンを見いだすためのノート術である。 CHAPTER1「タイヤなくして、車は走らず―最強の武器は「自分の見える化」」 「自 […]

旅を栖とす

ここ最近エッセイを読むのだが、たいがいは「旅」にまつわる本が中心となっている。仕事柄、旅行に行く時間もなく、なおかついざ旅行をする時間があったとしても、どこに行こうか迷っている間に時間が無くなってしまう性分である。そのためか旅らしい旅は人生において数えるほどしかない。 私事はさておき、本書の著者はバックパックで10年もの間、国内外を渡り歩いていた。その10年の旅の記録を綴ったエッセイである。アジア […]

愛国の起源―パトリオティズムはなぜ保守思想となったのか

「愛国」と言う言葉が出てくると、「右翼」や「右派」「保守」といった言葉と直結する論者も少なくない。もっとも「愛国」は、「自分の国を愛する心」そのものであり、どのような思想であれ「国を愛する」ことを意味している。しかしどういうわけか、その愛国心が、政治主義の「パトリオティズム」となり、保守思想の一つとなっていった。 そもそも「愛国」はどのような歴史を辿り、保守思想へと行き着いたのか、その歴史を本書に […]

ないものねだりの君に光の花束を

人には何かしらの「個性」がある。しかしその「個性」を否定するか、あるいは気づかないといったこともあり、そのことによって「自分には『個性』がない」と否定的に見てしまう人も少なくない。そのような人となると、かくいう私も昔はそうだったのだが、相手に対して個性の「ないものねだり」をしてしまう傾向にある。 本書は個性が無いと思ってしまい「ないものねだり」をしてしまう女子高生。しかも自分はずっと「脇役」だと認 […]

無国籍と複数国籍 あなたは「ナニジン」ですか?

先にも述べたように、日本では「国籍法」により、1つの国しか国籍を持つことができない。もし日本国籍を得ようとするのであれば、他の国の国籍を放棄する必要がある。しかし国内外に目を向けてみると「無国籍」の人もいれば、実際に他国の国籍をいくつか持っている「複数国籍」の人も現にいる。そもそも無国籍・複数国籍がなぜ存在するのだろうか、またその「国籍」を巡ってどのような問題が存在するのか。本書ではそのことについ […]

情熱の砂を踏む女

スペインは「情熱の国」というイメージがあり、なおかつステレオタイプのイメージとして「闘牛」がある。現にスペインでは年数十回バルセロナの「ラ・モニュメンタル」という闘牛場で、行われている。 闘牛自体はスペインに限らずポルトガルやフランス、さらには形は違えど日本でも行われているが、「闘牛」というと「スペイン」というイメージがつよい。もっとも歴史的にも中世から行われた記録があり(諸説ある)、多いときには […]

噴火と寒冷化の災害史 「火山の冬」がやってくる

日本では火山をいくつも抱えている「火山大国」と呼ばれている。また日本に限らず世界各地にて火山があり、中には噴火をしている所もある。 今年もいくつかの山などで火山噴火があったのだが、特に強いものとしては1月15日にあったトンガの「フンガ・トンガ噴火」がある。トンガ国内では甚大な被害を及ぼしたほか、日本でも津波が発生するなどのことがあった。 本書はこの火山噴火は地球における「気候」に大きな影響を及ぼす […]

恋に焦がれたブルー

「一途」と言う言葉がある。調べてみると、 一つのことに向かい、他をかえりみないこと。ひたすらなこと。ひとすじ。「広辞苑 第七版」より とある。一つのことに対してひたむきに頑張る人・ことをさているのだが、本書は恋に、そして靴にと、ひたむきに向かう姿を描いている。その恋の相手は同じ学年の女子高生。ボロボロの靴を履き、友達もおらず、笑顔も無かった。しかし一途な男子高校生との出会いで変わっていった。 また […]