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技術

不可能を可能に――点字の世界を駆けぬける

日本では世界から見てもハンディを持っている方々にとってやさしい社会と言われているのだが、まだまだ日本でも課題は山積している。もっというとハンディに対する考え方・接し方についても昨年9月にJR川越駅で起こった事件があり、ハンディを抱える方々の接し方に暗い影を落としたことが挙げられる。 話を本書に戻す。デパートや図書館などの建物にはありとあらゆるところに「点字」がある。点字が存在することによって目にハ […]

人は100Wで生きられる~だいず先生の自家発電「30W生活」~

3年前に起こった東日本大震災、そして福島第一原発事故を機に世論は「脱原発」の声が高まっている一方で、電力不足を補うべく原発再稼働を求める動き、脱原発をやりながら自然エネルギーに転換しようとする動き、同じく脱原発でありながらもGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)に転換しようとする動きもある。 そんな中で著者は自然エネルギーの自給自足を実践し「30W生活」を実践し続けているのだという。著者 […]

デジタルデータは消えない

普段仕事などでパソコンを使う機会が多くなっている。特に最近では、その傾向が強くなってきている。そんな中で、不必要なファイルをデリートする、あるいはゴミ箱に捨てて「空にする」と言うことをやってファイルを削除するのだが、こういうことをやってしまってもファイルデータは消えない。むしろ復元しやすいと言える。私はファイルを削除する際に「裁断」できるソフトを使ってやっているが、それでも完全に消す、と言うことは […]

iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな!

本書が発売されたのは今から3年前の3月である。ちょうどその時は東日本大震災が起こった時期でもあるが、それは置いといて、この時期にはスマートフォン(以下:スマホ)の需要が伸び始め、ガラケー(ガラパゴス携帯、フィーチャーフォンのこと)の需要が低下してしまい、もう滅びるだろうという声があった。その当時から3年経過したとき、スマホは未だに活況を呈しているが、同時に陰りも見え始め、逆にガラケーが復活の兆しを […]

津波避難タワー―命を守るフジワラ

2011年3月11日の東日本大震災で1万8千人もの人命が失われた。1万8千人の多くは津波による溺死が挙げであるという。もっとも記録的な津波により、場所によっては絶対的な信頼があった堤防でさえも破壊されるようなものもあり、地震対策としても、津波対策としても「打つ手なし」「お手上げ」と音を上げる論者も少なくなかった。 しかし、本書で紹介されるフジワラ産業株式会社では震災以前から「津波避難タワー(別名: […]

電車のしくみ

首都圏や大都市圏は通勤・通学をする場合、大概電車を使う。私の出身地である旭川では隣町といった遠方を除けば、バスが一般的だったため、通勤電車は珍しかった。今となってはほぼ毎日のように電車に乗る。 その「電車」はどのような仕組みで運転をしているのだろうか、そのメカニズムを紹介している。本書の表紙にもあるように身の回りにある家電製品にも共通しているものもあるため、親近感を増すようにつくられている。 第一 […]

新幹線を運転する

2013年3月のダイヤ改正より、世界一速い新幹線が変わった。かつては東海道・山陽地方を走る「のぞみ」だったのだが、このダイヤ改正により、東北を走る「はやぶさ」となった。時速にして320Kmであるという。 私事の話に移るが、私はこれまで旅行したことはあまりなく、新幹線を利用したこともほとんど無い。その利用した新幹線も実は「のぞみ」しか利用したことがない。「のぞみ」の他にも様々な新幹線があることは知っ […]

携帯電磁波の人体影響

最近ではスマートフォンが急速に出回っていることから携帯電話はものすごい勢いで進化をしている。携帯電話が一般に出回り始めたのがだいたい1990年代あたりだが、その時は心臓ペースメーカーが異常動作する関係から優先席付近で携帯電話を切るような決まりが作られた。ただ前述の通り携帯電話は進化をしているのだが、今度は「周囲の迷惑」という理由から「優先席付近で携帯電話は禁止」というルールは変わっていない。 話は […]

ロウソクと蛍光灯―照明の発達からさぐる快適性

もはや人間の生活とって「照明」は欠かせない。しかし「照明」そのものがいつ頃から親しまれたかというと、あまり知られていない。古代であれば焚き火を使ってそれを照明の代わりにしたことを想像してしまうのだが、はたして「照明」は人間にとってどのように親しまれたのか、そして、これから私たちはどのように「照明」と付き合っていくのか、本書はその歴史と傾向について分析を行っている。 第一章「太古から産業革命以前まで […]

今だから話せる都営地下鉄の秘密

「・・・しかし、地下鉄の電車はどっから入れたんでしょうねぇ。それを考えると一晩中眠られなくなるの」 これは春日三球・照代の地下鉄漫才の一言である。この一言が「地下鉄漫才ブーム」となり、夏休みの子供たちが「営団地下鉄(現在の東京メトロ)」や「東京都交通局」に問い合わせが殺到する事態が起こったという。 当時から様々な路線があったのだが年々新たな路線が出てきており、もはや蜘蛛の巣のような様相を見せている […]