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コミュニケーション

女のことば 男のことば

言葉は学べば学ぶほど面白いものであり、なおかつ絶えず変化をする。しかしながらその「変化」を忌み嫌う人も少なくない。また言葉は国、さらには地域によって多かれ少なかれ異なるのも特徴としてある。そして本書のように男女でも言葉が異なるのだから面白い。 <女のことば> 女性の身体的特徴から、主婦に関連することば、さらには江戸時代以降における「遊郭」にて誕生した「廓言葉」など女性にまつわるような言葉があるとい […]

ことばが消えたワケ ─時代を読み解く俗語の世界

日本語は絶えず変化する。そのため私自身は「正しい日本語」を信用することができない。私事はさておき、日本語に限らず、ことばは時代とともに変化を遂げていく。それだけでなく、流行語として扱われ、いつしかそれが「死語」となることさえもある。その「死語」こそ、本書のタイトルである「ことばが消えた」と呼ばれるようになったのかもしれない。そのことばが消えたのはどのような理由があるのだろうか、そのことを論じている […]

調べる・発表する 伝え方教室

調べ物をしたり、発表するためにはどうしても「資料」はどうしても必要になってくる。それらの資料を集めたり、調べたり、する事でインプットになり、そこから発表したり、レポートなどの資料にまとめたりしてアウトプットをする事も必要になってくる。 かくいう私自身も書評をすることでインプット・アウトプットを行っているのだが、そのことで「伝える」ことを鍛えている(まだまだ未熟であるのだが)。本書は新聞記者の観点か […]

この「言い回し」で10倍差をつける

言葉の使い方一つで人との関わり方や人生も大きく変わってくる。言い回しを一つを変えることはどのような変化か、そして差をつけるにはどうしたら良いのか、そのことを取り上げている。 第一章「うまく頼み事をするにはコツがある」 仕事をするにあたり、相手にやってもらう必要のある仕事も中にはある。他にも相手に助けてもらうようなものもある。その中で使うのが「頼み事」であるのだが、頼み事は会話にするにしても、メール […]

劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方

今でこそ劇団四季はミュージカルを主とした劇団で全国各地に専用劇場が作られ、不動の人気を博している。その劇団は今から64年前に著者や今年の5月に逝去した日下武史ら慶応義塾大学の学生らが設立した。当時はミュージカルの認識は薄く、劇団自体もミュージカルを上演していなかった。劇団四季がミュージカルをやり始めたのは今から46年前の1971年、越路吹雪主演の「アプローズ」がヒットしたのをきっかけに次第にミュー […]

叱られる力 聞く力 2

誰だって叱られることは嫌なことである。しかしそれは叱る方も同じである。その叱る・叱られる双方を経験することを忌避する人も多いのだが、その体験をすることもまたメンタルを強くする要因となる一つでもある。もっとも著者も長い人生の中で叱られる経験を数多くしてきたというのだが、そもそも叱られる体験は一体どのようなことか、本書は著者自身が出版し大ヒットした「聞く力」の続編として取り上げられた一冊である。 Ⅰ. […]

加賀屋 笑顔で気働き ―女将が育んだ「おもてなし」の真髄

石川県七尾市に知る人ぞ知る有名な旅館がある。その旅館の名は「加賀屋」である。高級旅館と言うよりも石川県を代表する旅館として有名である。長い伝統の中でどのような加賀屋のサービスを醸成していったのか、その醸成していった経緯とポイントを追っている。 第1章「「いいえ」は言わない~加賀屋流サービスの原点」 加賀屋の接客の特徴の一つとして「いいえ」を言わないことにある。もっともお客さんの要望には一見無理難題 […]

女子の人間関係

女子の人間関係は男子とは大きく異なる。もっとも女子の間でも「グループ」などが組まれ、その中で序列や扱いなどが変わってくる。もっともスクールカーストのごとく様々な差別が起こり、そのことにより「敵」「味方」など様々な扱いを受けるという。もっともその人間関係がその人の心境や精神をも変化する要因となりうる。本書はその人間関係について取り上げているだけでなく、整理整頓の方法を取り上げている。 CHAPTER […]

方言萌え!?――ヴァーチャル方言を読み解く

今となっては標準語がまかり通っているのだが、方言もまだ残っているところも少なくない。もっとも私自身は地方それぞれの歴史によって醸成された方言の方が好きで、標準語は好きではない。しかしその方言について私のように「萌え」ている方がいるのだという。その「萌え」はどのような要因があるのか、本書は様々な観点から分析をしている。 1章「そもそも「方言」って何だろう?」 そもそも「方言」は「地域」の部分もあるの […]

あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント

けっして「まくら」だからって寝具ではなく、落語における演目に入るまでの雑談である。噺家の中には人間国宝となった十代目柳家小三治のようにまくらを使いながら演目をきめる方もいれば、昨年逝去した三代目桂春団治のようにまくらに入らずいきなり演目に入る方もいる。 しかしながら小三治のようにまくらを売りにし、お客も楽しみにするようなことが多く、単なる雑談と言うよりも一種の「漫談」として成り立つこともままある。 […]