CATEGORY

コミュニケーション

日本語は本当に「非論理的」か

日本語は「情緒的」で英語は「論理的」であるという言葉をよく聞くが、半分正解で半分間違っている。英語にも間投詞や単語だけで通じるものがあり、日本語には主語がなくても伝わることができるといった言葉があるからである。しかし「日本人は論理力がある」というのもあるが、私からみると疑問である。というのは室町時代後期に鉄砲やキリスト教が伝来してきたとき、その信仰者が質問責めにあったという資料もある。 話は変わる […]

マユツバ語大辞典

TVや新聞などのニュースでは様々な言葉が飛び交っている。「現代用語の基礎知識」を毎年制作している自由国民社では「流行語大賞」を発表しており、その中で新しい言葉が次々と生まれた。 その中で「マユツバ語」も次々と誕生しているが、それに気つかず一般社会に浸透してしまっている。本書では様々な「マユツバ語」について指摘している。 1.「マユツバ語とは何か」 そもそも「マユツバ」とは何か、という話から入ってい […]

翻訳者はウソをつく!

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 世の中には様々な本が存在するが、日本語のみならず、外国語からの翻訳版も読む機会が多い。外国語が苦手な人が読む印象もあれば、原文がどのように翻訳されるのかをみたいと言う人もいる。 書籍に限らず様々なところで「翻訳」はされるのだが、だからといって外国語をそのまま「直訳」するわけではない。話し手、書き手の意図をくみ取り行間でもって意訳をすることも「翻訳」 […]

七田式 大人の日本語ドリル

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 「日本語が乱れている」「日本語が退化している」と叫ばれて久しいが、こういうことを主張しているのは、今に始まったことではなく、昔から同じことの繰り返しの中進化をしているにすぎない。 話は変わるが日本語ほど単語のレパートリーが多く、表現を微細なところまで言葉を用いることのできるツールは存在しない。そう考えると日本語を学ぶことにより、言葉の表現をコントロ […]

四字熟語ひとくち話

言葉に携わっていると、必ず出くわすのが「四字熟語」である。四字熟語と聞くと、漢字が苦手な人は忌避してしまうかもしれない。私自身はと言うと、元々漢字が好きだったため、四字熟語にはすんなり入っていけると高をくくっていたが、思っている以上に難しく、苦手になるときさえあった。しかし今では新しい四字熟語を知りたいという好奇心ばかりが強くある。 会話にしても、本や資料を読むにしても、必ずといってもいいほど「四 […]

日本語は死にかかっている

今、日本語がおかしくなっているという人が多い。しかし過去を紐解いて見てみるとどんな時代でも「日本語がおかしくなった」「日本語がおかしくなった」という声がやまない。しかし今のほうがその声が強い。それは一体何なのだろうか。本書の冒頭で「日本語は醜くなっている」とあるが本当なのだろうか。 序章「日本語は死にかかっている」 私もこれまでいくつかの本で「日本語」に関する本を読んできた。私なりの見解ではあるが […]

日本語の奇跡

日本ほど、字や語彙組み合わせの多い国はない。しかし、なぜこれほどまでに多くなってしまったのか。そしてなぜこれらは生まれたのか。それを解説をしているのが本書である。 日本語のルーツの本についてはタミル語からきているという本にはであったことはあるが、こちらは中国の儒教の文化から、飛鳥時代以降の日本の歴史も兼ねてそのルーツを探っているところが特徴であると私は本書を見てそう思った。しかしカタカナの誕生につ […]