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経営・マーケティング

性愛空間の文化史

「性愛空間」というと色々とあるのだが、本書では元々著者が研究し続けてきた「ラブホテル」に焦点を当てている。なぜかというと著者が2008年に上梓した「ラブホテル進化論」が隆盛した事が挙げられる。 ただ私自身「ラブホテル」はもちろんいった事が無いし、元々の歴史も詳しくない。そのためラブホテルがいかにしてできたのか、そしてラブホテルの現在はどのような姿をしているのか、そのことについて、本書を通じて探る。 […]

使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション

「広告」そのものが変化しているといっても過言ではない。かつてはテレビのCMや雑誌、さらには建物の看板といった広告が主流となってきたのだが、現在はネットの広告も増えてきている。その弊害か、都市部では「白い街」と揶揄されている。 実際に「広告」というと宣伝なのだが、本当に見てもらえているのかどうかは不明である、というより「見てもらえない」といっても過言ではない。 本書はそんな時代に使ってもらえる広告は […]

教えて! カンヌ国際広告祭~広告というカタチを辞めた広告たち

「カンヌ」と言えば有名どころで言うと「カンヌ国際映画祭」があるのだが、もう一つ有名なものがある。それが本書で紹介する「カンヌ国際広告祭(現:カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)」がある。広告業界では有名なお祭りなのだが、具体的にどのようなお祭りなのか、そしてそこで取り上げられる広告はどのようなものなのか、本書は広告祭で審査員をつとめている日本人が紹介している。 第1章「「1日 […]

劣化するシニア社員

私自身、現在の企業事情はあまりよくわからない。もっとも中小企業の場合は、若い人だけで組んでいる企業もあるので、一概に会社すべて本書のように該当するわけではない、と言うことだけは付け加えておく必要がある。 企業の中には、「シニア」と呼ばれる社員がおり、周囲をかき回しているのだという。シニア社員が増えている原因、それは「定年延長」や「再雇用」といった制度がある。それでシニア社員が周囲をどのようにしてか […]

どうやって社員が会社を変えたのか―企業変革ドキュメンタリー

自分を変えるのは常に自分であると同じように、会社を変えるためには常に会社であり、かつ社員である。その言葉を知っていても、実際に実行している人、会社は少ない。もっとも会社は「組織」のかたまりである分、意思統一をはかる必要があるため、時間がかかり、かつ思うようにうまく行かないという部分がある。その要因として「あるべき論」と言うのがあり、実際に足かせとなったケースが多い。本書は実際に企業変革を行った事を […]

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」の勢いが止まらない。その勢いをつけたのがかつて古本業界を根本から変えさせた立役者、ブックオフの創業者である坂本孝氏である。本書の帯に書かれているのは京セラの創業者であり、JALの経営再建を行った稲森和夫氏だが、坂本氏は稲森氏の経営哲学を学び、古本業界、そして外食業界にて実践を続けてきた。もちろん稲森氏も坂本氏の活躍を知っており、推薦したという。 外食業界の革命とい […]

失敗からわかるアジア進出

「グローバル化」という錦の旗のもとに、企業の海外進出は止まる所を知らない。特に多かったのが、人口も多く、経済成長も著しい中国だったのだが、ここ最近の反日からか撤退する企業も少なくない。もちろん韓国も同様である。そうしていってアジアの経済成長に乗る形で進出しても失敗してしまう企業は少なくない。 ではどうして「失敗」するのだろうか。その傾向としては相手の国の文化を知らない、もしくはビジネスに対する考え […]

映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?

私自身、映画館に行くことがほとんど無いため事情はわからないのだが、今年の初めごろに観たい映画があって、それで1回行ってみたが入場料が高かったことに驚いてしまった。金額はタイトルにある通り1800円だが、1回の視聴だけでここまでの金額をとるのはどんなビジネスモデルなのだろうとふと疑問に思えてしまう。本書はその「疑問」に答えるとともに、映画館業界のからくりについて解き明かしている。 第1章「映画流通の […]

ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか

ソーシャルゲームの勢いは止まらない。最近陰りを見せたとは言え、勢いを見せる起業として「パズドラ(Puzzle & Dragons)」を出しているガンホー、ソーシャルゲーム業界のメジャーと言われているMobageを擁するDeNA、さらにはGREEなどソーシャルゲームによって急成長を遂げた会社は色々とある。その急成長に伴い、怪物市場となり、本書にて「第五次産業」になるのではないか、と分析をして […]

あのころのデパート

私は神奈川に住み始めてからはごく当たり前に接してきたデパート。北海道にいた頃もあったのだが、長引く不況の煽りを受けて、そのまま潰れたり、デパートでは無く、「複合商業施設」という形で残ったり、様々な変化をして、デパートという形を為さなくなってきた。大学の時に住んでいた小樽では、住み始めた頃にはもうすでにデパートがなかったことを覚えている。 本書の帯にて「昭和のよそゆきのお出かけとは、家族でデパートに […]