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経営・マーケティング

最小の努力で概略をつかむ! IFRS(国際会計基準)決算書読解術

著者の望月様より献本御礼。 「IFRS」は平たく言うと「国際財務報告基準」である。市場の「グローバル化」により、各国で定められる「会計基準」がバラバラであるものを統一する基準であり、他国の株式市場に上場する時に使われるためには重要なものとなる。 市場のみならず、企業も「グローバル化」が進んできており、この「IFRS」の需要性は高まってきている。日本ではいつ頃から「強制適用」されるかどうかは今年中に […]

位置情報ビジネス~「位置ゲー」が火をつけた新しいマーケット~

携帯電話やスマートフォンにはGPS機能が備わっており、多少の時間はかかるものの現在いる位置を知ることができる格好のツールである。去年の3月にスマートフォンに変えた私であるが、GPS機能によって旅行や散歩などで大いに役立っている。 そのGPSを利用した位置機能を利用したゲームとして「位置ゲー」がブームとなり、新しい携帯ゲームマーケットを席巻しているのだという。普段あまりゲームをやらない私であるが、「 […]

海の向こうに本を届ける

日本の出版物を海外に届ける仕事。 出版物を届けることに日本は何の役割を持っているのだろうか。本書はその出版エージェントを日本で初めて勤め、そして約40年にわたってその役割を担い続けた女性の半生を本書では描いている。 1.「商社から出版界に」 著者ははじめから出版界にいた人間ではない。当初は日本の商社に勤めていたのだが、その仕事に悩んだとき、マックス・ウェーバーの本でアメリカの出版社に興味を持ちはじ […]

回転寿司の経営学

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 回転寿司には一生のうちに行った回数は数えるほどしかない。安価であるとはいえ大食漢である私であるだけにレストランで食べるよりも高くなってしまうからである。 そんな話は置いといて、回転寿司のビジネス、そして経営はいろいろなカラクリが多いと言われているが、その実体は私にもよくわからない。 そこで本書である。本書は全国約3000店以上の回転寿司店に足を運び、回転寿司 […]

3年後に生き残るクルマ

約3・4年前までは「自動車王国」として日本が君臨していた。しかし景気は急速に減速し、やがてトヨタやホンダに対するリコールが相次ぎ、追い打ちをかけるかのような「超円高」がすすみ、自動車業界の衰退が著しくなったと言われている。 本書は自動車業界が生き残るためにどのようなクルマをつくるべきか、業界はどうあるべきかを提言した一冊である。 第1章「自動車の行方」 ご存じの通り、日本におけるクルマの販売台数は […]

人材の複雑方程式

「人材はどのように扱われるのか」 人材のことについて悩む方々であればそれに直面することも少なくない。しかし人材問題ほど問われるものは高度であり、かつ複雑なものである。それは個人々々の価値観や考え方がバラバラである人間を扱っているのだから。 本書はその人材マネジメントのあり方の現状と、働き手・経営者双方の視点で見た「働き方」や「関係性」について解き明かすとともに、その関係を良好にしつつ、双方にとって […]

マネジメント信仰が会社を滅ぼす

「マネジメント」 これは以前からあったのだが、「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」をを読んだら)」という本がミリオンセラーとなってから様々な「実践法」などが紹介されるなど話題沸騰となった。 しかし、著者は「マネジメント」の概念は否定していないが、安易に「マネジメント信仰」に陥っていることに警鐘を鳴らしている。それは「マネジメント」に限らず、安易に良例に頼ろうとす […]

どう伝わったら、買いたくなるか

マーケティングとしての「手法」は様々ある。例えば事前にリサーチをしてターゲットを絞る方法があげられるのだが、本書では販売促進を中心としたマーケティングとしてどのように「伝える」ことで、集客や売り上げにつなげていくか、それを「絶対「スルー」されない」ためのメッセージ術を紹介している。 Chapter1「伝えて、動かすマーケティング」 昨年か一昨年前から「白く染まった街」となった。これは何なのかという […]

会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学

(株)イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 企業の不祥事が後を絶たない、と言われているが果たして本当なのか。 統計からして増加傾向にあるわけではないのだが、「不祥事の報道が増えている」と言えば合点がいく。不祥事報道が増える前も、企業の不祥事は横行していったのだが、政治的な事柄などが多いことから、取り上げられることが少なかったのではないかと考えられる。 不祥事はあってはならないことであるが、いっ […]

ドラッカーと松下幸之助

「ドラッガー」と言えば20世紀を代表する経営学者であり、彼の理論は経営学の枠を超え、ビジネスや組織の舞台でも大いに発揮している。最近では岩崎夏海氏の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が200万部を超える大ベストセラーとなった事により、ビジネス以外の場でも、ドラッガーの理論が使われるようになったほどである。 一方で松下幸之助は日本における「経営の神様」である。 […]