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経営・マーケティング

誰のための会社にするか

「会社の在り方」一つでその経営方針から変化をしていく。「誰のための〜」もその目的という意味で効用がある。 本書は日本企業の現在を見つめながら問題提起を行い、これからの企業はどうあるべきか、という指針を描いた一冊である。 第一章「コーポレート・ガバナンスー「治」の時、「乱」の時」 「コーポレート・ガバナンス」とは企業経営を監視・規律する事を総称した仕組みなどを指している。1960年代にアメリカで使わ […]

意外に知らない 個人事業主のためのお金の借り方・返し方

著者の大森様より献本御礼。 個人で事業を行っている人にとって最も重要でありながら、もっとも回避したいことが「資金繰り」であり「取引金融機関との折衝」であろう。 本書は個人事業主がいかにして金融機関とつきあっていけばよいのか、元信金マンの観点からの方法を伝授している。 1章「個人事業主が知っておくべき 金融機関と借入の基礎知識」 銀行はどのような業務を行っているのだろうか、と金融関係者以外で答えられ […]

プレスリリースはラブレター―テレビを完全攻略する戦略的PR術

HPやテレビでよく聞く「プレスリリース」とはいったい何なのか。調べてみると、 「行政機関や民間企業などから報道機関向けに発表された声明や資料のこと。(Wikipediaより)」 とある。 新聞社などの公的機関を媒体に情報を公開、もしくは放出することを総称して「プレスリリース」と呼ばれている。 著者は前著にも書いていたが「プレスリリースはラブレターである」と主張している。 本書は企業や個人単位で「テ […]

テレビで売り上げ100倍にする私の方法

最近では「テレビ離れ」と叫ばれているものの、まだまだテレビの力は大きい。友人・知人がTV出演をするとなると、本の売れ行きも大きく変わる。 本書はテレビを利用して売り上げを100倍あげる方法を放送作家の視点から伝授した一冊である。 第1章「お金なんて要りません! PRで毎月1億円の広告効果を生む方法」 最近では巨大看板の広告が見られなくなり、新宿や池袋などでは「広告募集」とかかれた巨大看板が目に付く […]

会社は倒産体質――倒産リスクとの戦い方

会社は存続年数の長短に問わず「倒産」というリスクが伴っている。これは紛れもない事実である。その証拠として日本最古の企業である「金剛組」を例に挙げると創業当時からずっと金剛一族が経営してきたが高度経済成長から続く熾烈な建設競争のあおりを受け経営危機に陥り、2005年に金剛一族の経営から、郄松コンストラクショングループの傘下として企業は存続されている。「倒産」する危険性があることは100年以上続いてい […]

ぐっとくる?

私たちの世代は「嫌消費世代」と呼ばれているが、少し角度を変えて考えてみると、消費志向が厳しく高くなっている何よりの証拠といっても過言ではない。 「モノを大量に、かつ安価に作れば売れる」という考え方が変わり、高価でも自らの主観で「ぐっとくる」ものが売れている。 本書はその「ぐっとくる」ような商品、サービスがなぜ「選ばれる」のか、「法則」という形にして表している。 1章「日本人が出した答え」 日本人の […]

日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

株式会社ダーナ 山本様より献本御礼。 今年の2月に「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」と言った本が上梓されて話題となった。当ブログでもその本を3月に取り上げている。 今回はその続編と言うべきだろう一冊である。会社にも「社員満足度」と言うのがあり、お客様にも、会社社員とも満足のできる会社にするという所はいくつもある。その一方でこのことについて「八方美人」と揶揄するところもいるにはいるが、それに […]

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る

私はセミナーやパーティーによく参加するがその中で出版関係の方にお会いする機会がある。編集者ならではのトークもあれば、著者と編集者の打ち合わせについても小耳に挟むこともある。編集者にまつわる仕事についてはわずかであるがその理由もあり「知っている」という部類にはいるかもしれない。 さて本書である。本書は新潮社に40年間勤務し、編集者一筋で、数々の文学者の編集を担当した方が編集者の仕事について自らの体験 […]

社長!儲けたいなら、モテ経営をやりなさい!

著者の早水様より献本御礼。 「モテ経営」という言葉は本書に出会うまでまったく聞いたことがなかった。巷にある「モテ本」と同じように、「女性にモテる経営者を目指すにはこうだ」というような本かなと邪推した。 しかし本書はそうではなかった。「顧客から愛され、社員から愛される経営者」になりなさいということである。 社長だけではないのだが、トップについた人間は孤独といわれる。ある元首相の話であるが「相談相手が […]

先の先を読め

昨年か一昨年に「熱湯経営」と言う本を読んだ。その本の著者は樋口武男氏で本書の著者でもある。現在大和ハウス工業の会長兼CEOとして、日夜熱い経営を行っている。前書の「熱湯経営」は組織を熱くさせ、大企業病に打ち克つという本であるが、読んでいくうちに「血湧き肉躍る」ような感覚に陥った。 本書は著者の経営論と言うよりも著者の上司であり、恩師であり、大和ハウス工業の創業者である石橋信夫の経営について語った一 […]