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哲学

超訳 ニーチェの言葉

「ツァラトゥストラはかく語りき」「曙光」でおなじみのニーチェの名言集と言える一冊である。ニーチェの作品は大学・社会人に渡って何度か読んだことはあるのだが、哲学書の中でも難しい部類に入るほど読みにくく、一冊読むのにも時間がかかる。それもそのはずでニーチェ自身が難解な事柄を思索しながら真理を見いだしていったというひとの用に思えるのだが、じつは反キリストとしてこの世における真理や道徳を解き明かしたという […]

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!アタマがよくなる勉強会

本書は茂木健一郎氏の作品のように思えるが、「朝まで生テレビ!」でおなじみのジャーナリスト、田原総一朗氏の対談形式にて勉強、記憶力、討論に至るまで幅広く議論されている。 レクチャー01「脳ブームは現代を勝ち抜くための革命原理である」 東北大学の川島隆太教授が先陣を切り「脳が良くなるトレーニング」シリーズが発売され、爆発的なブームを呼んだ。「脳ブーム」の走りはおそらくそこからきているのかもしれない。と […]

遠藤ケイの田舎暮らしは愉快だ!

最近ではあまり出てこなくなったが「田舎暮らし」の良さやスローライフにまつわる情報番組がある。有名どころで言えば「ザ!鉄腕!DASH!!」の「DASH村」であろう。都会の喧騒のなかで疲れた体を癒しながら、自然と戯れ、本来の春夏秋冬を肌身で感じ、愉しむことができることが田舎暮らしの利点である。ちょっと前に書いた「シンプル族」についても田舎暮らしの雰囲気を作り出すことからちょっと似ているような気がする。 […]

心はなぜ不自由なのか

人の「自由」と「不自由」というのはいろいろな場で実感するものである。本書では人間の中にある羞恥心、取調室や冤罪における「自由」とは何か、心理学的にみた「自由」とは何かについて、2003年9月〜2004年7月に行われた「人間学アカデミー」での講義3回を一部改変して纏めたものである。 第一回講義「取調室のなかで「私」」 最近痴漢冤罪についても取り上げられているが「取り調べ」の可視化について警察自体も動 […]

新個人主義のすすめ

「個人主義」というと自分一人で行動をする、考えるポリシーのことを言っているのだが、それが「他人のため」か「自分のため」か一つだけで違ってくる。本来イギリスにある「個人主義」は前者の「利他主義」であり、アメリカや現在蔓延っている「個人主義」は後者の「利己主義」である。本書は新たな形の「個人主義」、本来あるイギリスの「個人主義」とは何か、それはいったいどのようにして形成していけばよいのかについてアドバ […]

運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式

株式会社ダーナ 山本様より献本御礼。 「運が良い」や「運が悪い」ということをよく聞く。しかし運はちょっとしたことでも、どんなに強運でも逃してしまい、結局悪運続きとなってしまう。 さて、本書のタイトルは「運の管理学」ということだが、「運」は管理できるのか疑いがあるのだが、なんと管理ができるという一冊であるが、自分自身の心掛け、家やオフィスの管理といったものから運を引き寄せることについて書かれた一冊で […]

10秒で心が癒される言葉

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。 言葉は様々な力が込められていると言ってもいい。ある時にはどん底にあった人生を救い、ある時は自ら座右の銘として自らの考えの軸にしたり、ある時は自分を高揚させることができたり、反面、自分を貶め、傷つけさせる言葉もある。 名言は、かっこいい響きというのもあるのだが、集めておいて、いざというときに読み返してみると、自らもその気にさせてしまう。気がついてみた […]

離婚の心理学―パートナーを失う原因とその対処

現在日本の離婚率は、厚生労働省の調べによると2002年をピークに減少の一途をたどっている。ただしこれは組数によって測れている。減少しているとは言っても価値観の違いや家庭内暴力など離婚が絶えないというのも事実として挙げられる。本書は心理学的観点から離婚について考察を行っている。 第1章「二人の関係を終わりにするということは」 日本の離婚率は高いといわれているが、世界的にみたら韓国やアメリカ、ロシアと […]

人生の短さについて

セネカはローマ帝国のユリウス・クラウディウス朝に生きた哲学者であり、政治家であった。セネカの生きた時代はちょうど紀元に当たる年であり、ちょうどローマ帝国が「パクス・ロマーナ」と呼ばれるほど覇権を手にしていた時である。 セネカはそのローマ帝国内で皇帝ネロのバックボーンとして活躍をしたが、晩年は様々な疑惑にかけられ引退の身となった。本書は政界から引退し、文筆業に精を出していた時に書かれた一冊である。同 […]

SとMの恋愛法則

株式会社オトバンク 上田渉様より献本御礼 恋愛は私自身、ほとんど経験のないことなので体験談はないため、恋愛についての本は避けてきたが、本書は「恋愛法則」なので、時分はどのような恋愛傾向にあるのかが一目でわかるようになる。またそれ以外の特性の人もどういった傾向にあるのかが楽しめる。 さて本書のタイトル「S」と「M」だが、これはどちらも作家の名前をとったものであり、「S(サディズム)」はフランスの作家 […]