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哲学

老いと外出―移動をめぐる心理生態学

人は誰しも老いる。しかしその老い方によって、生き方そのものも変わり、なおかつその変化によって見える世界も変わってくる。本書はその老いと共に外出をはじめ、思考や行動にどのような影響を与えていくか、さらに高齢者の心理と体験はどうなるのか、著者自身が特別養護老人ホームを取材をもとに分析を行っている。 1章「屋内に落ち着く」 特別養護老人ホームでは部屋の中にいる方も少なくないが、一定の時間になると同居者と […]

子どもが幸せになることば

私は子育てどころか結婚もしたことがないため分からないのだが、子育てが難しいと行ったことを耳にすることがある。もっとも子育て自体は、全て思い通りにうまく行くわけでは無い。もっともうまく行くことをやってもうまく行かず、ふとしたことをやってみるとうまく行くと行ったことが往々にしてあるが、たいがいは前者であることが多い。 しかし子育ては子どもがしっかりと、なおかつ幸せに育てるために重要なことであるが、その […]

健康長寿は靴で決まる

私たちが普段身につけるものとして衣服はあるのだが、その中でも「靴」は特に外に出歩く際には必要になってくる。しかしその靴についてもオシャレで履くと言う人もいれば、ランニングなどの運動を行う際に履くような人もおり、TPOによって大きく分かれてくる。また靴選びを誤ってしまうと、前の本でも取り上げたのだが、靴擦れや外反母趾など足の面で健康を害してしまうことも少なくない。本書ではそれだけでなく「万病のもと」 […]

痛い靴がラクに歩ける靴になる

皆さんは新しい靴を履くと、「痛い」と言った感覚を覚えることはあるか。履き始めていきなり「痛い」と思うこともあれば、はき続けていくうちに「痛い」と覚える方もいるかもしれない。その「痛い」と言う感覚は我慢をするのか、しないのかで変わってきて、特に前者になってしまうと靴擦れといったことや、外反母趾をはじめ、足に大きな負担をかけてしまうことによる代償も少なからず受ける。そこで本書である。足に合う靴をどのよ […]

老後と介護を劇的に変える食事術―食べてしゃべって、肺炎、虚弱、認知症を防ぐ

老後にしても、介護を受ける・受けない、あるいは認知症をはじめとした症状は生活習慣から来るのだが、その生活習慣の中には「食事」もあり、摂り方によっては健康に過ごせることもあれば、逆に病気や介護を受けるリスクにもなる。またその受けるリスクによってはせっかくの食事も食べられないといった事も存在するという。その老後や介護の状態を劇的に変えることもまた「食事」であるのだが、その方法を取り上げているのが本書で […]

毎日のカラダが楽になる 最高の疲労回復法

既に年の瀬である。もっとも12月は、「師走」とも呼ばれており、1年の締めくくりであると同時に、忙しい時期でもある。そのため忙しさから来る疲れも出てくることであり、なおかつその疲れを抜けないといったことも往々にして起こる事だろう。 その疲労を回復することによって前日の疲れを残す事無く、明日の活動へとつなげていく。本書では、その疲労回復の方法を伝授している。 第1章「抜けない疲れの9割は、“ホルモンタ […]

実践 自分で調べる技術

ここ最近では本はもちろんのこと、インターネットの発達により、より容易に調べることが可能になってきている。しかしながら、調べて終わりというわけではなく、調べて行く中で「その情報に信憑性があるのか」と言うことも裏付けを行っていく必要がある。 日常的に調べることであれば、それ程行わないにしても、研究論文を書く、問題解決を行っていく上で資料をつくる際には「調べる」ことは嫌でも行っていかなければならない。ま […]

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論

大学にまつわる議論の中で「文系不要論」と言ったことをよく聞く。文学部や哲学部などを不要とする議論であり、2014年の文科省の「国立大学法人評価委員会」の中で出てきたことである。この議論が出てきてから賛否両論が相次いだ。もちろん否定的な意見も多く、かくいう私も文系、もしくは文系学部が不要というのはいささか暴論過ぎると考える。 本書もその議論についての反論的な一冊というようなサブタイトルを名しているが […]

時間とテクノロジー

元々「時間」という概念が生まれたのはいつ頃なのかは誰にもわからない。人類が生まれた時なのか、それとも地球そのものが生まれた時なのか、あるいは宇宙が誕生したときなのか、論者によって考えは異なる。 また、哲学とは異なるものの、「時間」に関する考え方は「技術」の進歩と共に変わっていったとも言える。ではどのような変化があったのか、本書では技術、物語などのカント年から取り上げている。 第一章「鮮明な過去はつ […]

生きるための図書館―一人ひとりのために

私はほぼ毎日のように書店に行くだけでなく、週に何日かは図書館に足を運ぶことがある。書店などで買えないような本を読んだり、借りたりするようなことがあるためである。元々小学校の頃からずっと図書館に通うことがあった。時には本を借りる、時には勉強するなどの側面があるのだが、元々図書館は教養だけでなく、「生きる」という意味での図書館としてどのように利用されるか、そして地域に根ざした図書館作りなど、図書館の探 […]