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哲学

死の練習 – シニアのための哲学入門

先に断っておきたいのだが、本書は「自殺マニュアル」ではない。必ず訪れる「死」に対して、どのような心構えを持つべきかを説いている一冊である。サブタイトルにもあるように、シニア世代をターゲットにしている一冊であるのだが、いつか死を迎えるにあたって考えるべき内容のため、どの年代でも読むべき一冊と言える。そもそも「死」とはいったい何か、そして人生における現在・過去・未来などの変化はどこにあるのかなど、様々 […]

生きることの社会学ー人生をたどる12章

「社会学」は、一見生活と縁遠いように見えて、実はかなり密着している。今日の社会現象と日常などを紐解く中でミクロ・マクロ問わずに紐解いている学問である。そもそも社会学は生きていく中でどのようにして密接に関わっているのか。本書は生まれたから死ぬまで、そして国家や社会そのものに至るまでの社会学を紐解いている。 第1章「社会とは何か」 そもそも「社会」とは何かについて根源的な所を紐解いている。辞書で見ると […]

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾

私は犬を飼ったことがないので分からないのだが、犬によっては「咬む」というクセがあるのだという。犬によりけりかもしれないのだが、愛犬の中にはその「咬む」ことにより実害を被っている方々も少なくなく、どうしたらよいのかわからない方もいるという。本書はその犬が「咬む」傾向について「動物の精神科医」の観点から取り上げ、解決法を提示している。 第1章「犬のしつけの迷信と真実」 そもそもなぜ「咬む」のだろうか。 […]

10代から考える生き方選び

「生き方」を選ぶことは一度きりの人生の中で、幾度となく、選択に迫られる。かくいう私自身もどのような生き方をしたらよいのかわからない部分が多々ある。ただ一度きりの人生だからでこそ、小さいときから「人生」を考える必要がある。本書は10大を対象にして、働き方・ライフスタイルから人生をどうしていくべきかを様々なコースから考える。 1章「働き方から人生を考える」 「専業主婦(夫)」「大黒柱」「正社員」「非正 […]

わたしが障害者じゃなくなる日 ~難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた

「障害者」と言っても「身体」「知的」「精神」などの種類があり、その中でもどの部分に障害があるのか、そしてその度合いといったものもある。五体満足に動かすことができないこともあるなど、何かしらかのハンディがある、そのことを「障害者」と言える。 本書の著者は「脊髄性筋肉萎縮症(SMA)」を煩い、人工呼吸器と車椅子での生活を余儀なくされている「重度障害者」である一方で、障害者の自立支援を行っている。 1章 […]

あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

「法哲学」と言う言葉をあまり聞き慣れない方も多いかもしれない。法哲学とは、 「法に関して、その制定および運用や様ざまな人の法観念・法感覚、また、法現象とよばれる社会現象等に視点をあてて、哲学的に、平たく言えば、既存の諸概念にとらわれることなく考察する学問分野である」(Wikipediaより) とある。法律などの概念や感覚などを哲学的に考察するため法律の範疇に入るのか、それとも哲学の範疇に入るのかは […]

直線は最短か?~当たり前を疑い創造的に答えを見つける実践弁証法入門~

ヤマハミュージックエンターテインメントホールディングス 片山様より献本御礼。 たった一つの出来事で、人生は大きく変わる。本書の著者は今から25年前に起こった「地下鉄サリン事件」に巻き込まれた。その事件で負傷し、現在も後遺症を患うこととなった。その後マーケティングの仕事をしていたが、人生を見直すことにより様々な道を経て現在に至っている。その至った中で活かすことができたのが本書で紹介する「弁証法」であ […]

葬儀社だから言えるお葬式の話

新型コロナウイルスの影響に伴い葬儀業界でも苦悩にあえいでいる。その理由としてはコロナウイルスの影響による逝去の場合は、感染への影響から葬儀を行うことすらできず、逝去後初めて出会うのは荼毘に付された時、つまりは火葬後に初めて骨となって出会えると言うような状況である。 今回ばかりではなく、葬儀業界では様々な「変化」が起こっているのだという。ではどのような変化があり、なおかつ遺族たちに立ちはだかった困難 […]

孤独の特権

「孤独」と言うと「独りぼっち」というようなネガティブな印象を持つのだが、いざ孤独になってみると、自分自身を見直すことができる、あるいは人との関わりによるストレスから解放されると言った効果を得ることができる。本書の著者はと言うと元々三浦朱門との夫婦関係だったのだが、2017年に三浦朱門が逝去し、その後一人である。その一人になった時に思ったことをエッセイにして綴っているのが本書である。 第1章「人生の […]

家族の悪知恵―身もフタもないけど役に立つ49のヒント

「家族」となると、夫婦はもちろんのこと世帯によっては子どももいる。その家族を巡ると、色々な出来事があり、さらには色々な事情がある。中には困ったことも起こりうる。本書は家族について役立つヒントを「悪知恵」と称して伝授している。 第1章「[困った夫&妻]編 夫婦は他人の始まりだから」 最近はコロナウイルスなどもあるせいか、夫婦間のトラブルはけっこうある。特に夫婦におけるDVについての相談窓口や補助に関 […]