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哲学・宗教

創造性とは何か

ビジネスの中でも「創造性」は必要な要素なのだが、本書はその「創造性」はどのようにしてできるのか、そしてその創造性と相対するのは何なのかを原理の面から説いている。そのため「創造性」と言ってもビジネス的な創造性を身につけるわけではなく、本書のタイトルにあるような「創造性」の本質を迫りたい方にとって適した一冊である。 一「創造的行為の本質―保守性と創造性という二つの原理の対立と循環」 「創造的行為」と言 […]

「学問」はこんなにおもしろい!―憲法・経済・商い・ウナギ

社会人には「教養」が必要だということはいろいろな本や雑誌で取り上げられており、私自身もその通りだと思うのだが、実際どのようにして教養を身につけたら良いのかわからない方も多いし、もっと言うと教養を身につけるのは難しいのではと考えている人もいるように思えてならない。本書はそういった方々、特に後者のことを思っている方々のために教養を身につけること、そして教養そのものの面白さについて各先生の観点・学問から […]

つらい時は「やってらんな~い」って叫べばいいのよ

あなたはいつ・どこで「つらい」と思ったことはあるのだろうか。私の場合は四六時中「つらい」ような場面に出会ったことがあり、実感として思ったことも幾度となくある。そのような時にこそ気合を入れて前に進むことにしているのだが、そういったことでさえもおっくうに思ってしまうこともある。しかし本書の著者はそういう時にこそ「やってらんな~い」と言う風に叫べばよいのだという。本書ではその理由とともに、恋愛・仕事・生 […]

大学で大人気の先生が語る〈失敗〉〈挑戦〉〈成長〉の自立学

人生の中には「失敗」や「挑戦」「成長」は当たり前にある。それが全くないような人生は単純に平坦な人生に終わってしまう。常に失敗や挑戦を繰り返しながら、日々成長を遂げるのが人生だが、人生には様々な出来事や考え方が存在する。その存在する、自分とは何か、そして自立するためにはどうしたら良いか、本書は九州大学にて、「様々なこと」をやっている助教が教えている。 第1章「命のコト、自分のコト」 人生においての「 […]

保健室の恋バナ+α

私自身中学・高校と部活などに青春を費やしたこともあり、恋愛についてあまり関心がなかった。もっとも大学以降も恋愛について興味がなかったので、全く恋愛に縁がない状態で現在に至っている状態にある。 私事はここまでにしておいて本書の話に移る。本書は中高生に向けて恋愛とは何か、保健室で長年恋愛相談を行ってきた経験から、思春期と恋愛についての悩みを解き明かしている。 1章「好きってなぁに?」 人を好きになると […]

自分のついた噓を真実だと思い込む人

「嘘」をつく人は必ずいる。もちろん状況によっては「嘘も方便」ということわざがあるように、嘘を使うことによって好転するようなこともあるのだが、たいていの場合嘘をついてしまうと、自分自身に殻ができ、それでいて「偽りの自分」を演じるようになる。しかもそれが厄介なものとして他人にもその嘘を伝え、相手を騙すようなこともある。 本書は2014年に起こった中から有名な小保方晴子や佐村河内守の事件を元に「嘘」を真 […]

トラウマを消す技術

人には何かしら「トラウマ」が存在する。ちなみに私はと言うと「トラウマだらけ」であるので、一概にどれがトラウマかということは言えない。この「トラウマ」というのが非常に厄介で、いったんそれが植えつけられると、最悪一生を通じて、それに苛まれてしまうことになる。 そこで本書である。本書はそのトラウマを消すにはどうしたら良いのかを伝授しつつ、なぜトラウマを消した方が良いのか、その理由についてを述べている。 […]

絶対幸せになれるたった10の条件

幸せになるためにはどうしたらよいか、それは「幸せ」をつかんでいない方であれば誰にでもあるような課題である。しかしそうするためには自分自身が感じる「幸せ」とは何かを知る必要がある。 その「幸せ」をつかむためには心理的な要素が必要になるのだが、そういったことを説いた本は心理学に関することが多い。しかし本書は哲学的な観点から幸せになる条件を提示している。 条件1「ポジティブになる―アランの幸福論」 まず […]

端正な生き方

人生をどのようにして生きるかは人それぞれである。しかし、どうせだったら「楽」に生きる方が良い。ではどうしたらよいのか。著者は「端正」かつ「凛とした」生き方をすると良いという。「端正」とは、 「きちんとしていること。行儀や姿が整っていて、乱れたところがなく、立派であること」(「広辞苑 第六版」より) とあるが、果たしてどのような生き方を求めたらよいのか、生き方や考え方、求めるもの、礼儀、幸福などあら […]

寂しさの力

私は大学生のころから一人暮らしをしているが、その中でさみしい思いをしたことは何度もある。今もなお「さみしい」と思ったことは少なからずあるのだが、その「さみしさ」は普通の人でも歴史上の偉人でもそういった感情は存在するといい、さらにさみしさにはほかにはない「力」が存在するという。そのさみしさはどのような力が存在するのか、そしてさみしさの哲学とはいったい何なのか、本書はそのことについて取り上げている。 […]