哲学・宗教

哲学

父という病

子供は男性と女性の交わり無くしては生まれない。しかし育てるとなると父・母双方がいても極論を言ってしまえばいなくても育つ。そのため「父」「母」の存在意義は何なのだろうか。そもそも「父親」は必要なのかという議題から子供の精神の観点から論じている...
哲学

もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく

本書のタイトルを見ると「思考実験」と言うよりも心理テストをやっているような感じがしならない。しかし「もしも」を自分自身に置き換えて考えてみたら、特性を知る事ができるだけでは無く、思いも寄らぬ仮説を立てる事ができる。その仮説を立てるためには「...
哲学

人間にとって成熟とは何か

製品のライフサイクルとして「導入」「成長」「成熟」「衰退」の四段階が存在する。その中でも「成熟」と呼ばれるプロセスは、成長が終わり、そろそろ下り坂にさしかかってくる時期に入る。人間の人生にたとえても減益バリバリで働ける時代を過ぎて、体力に衰...
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哲学

バカボンのママはなぜ美人なのか

かなりユニークなタイトルであるのだが、本書は「嫉妬」を題材にしている。そう考えると、なぜ「天才バカボン」のママを取り上げているのかというと、主人公であるバカボンパパに不釣り合いの美人で完璧な女性である妻のことを形容して「バカボンのママ」を表...
哲学

退屈 息もつかせぬその歴史

人は誰しも「退屈」になることがある。もちろん私でも年に何度かは「退屈だ」と言える様な勘定に陥ることがある。しかしその「退屈」と言う感情をネガティブに思ってしまうのは子どもの状態(肉体的と言うよりも精神的に)であり、大人になってくると暇つぶし...
哲学

占いと中世人―政治・学問・合戦

占いの歴史は深く、中国大陸における「四書五経」の中で「易経」がでてきたことにある。ただ、史料がないが、もしかしたら古代エジプト・ギリシャ・ローマなど紀元前から文明のあったところでも同じような占い・占術があったと思われる(あくまで推測である)...
哲学

考えすぎた人~お笑い哲学者列伝

ロダンの名作に「考える人」がある。パスカルの名言に「人間は考える葦(あし)である」と言う言葉がある。 人間は「脳」があるように思考力をもっており、その中で理性的に「考える」事ができる数少ない動物の一つである。しかし「考える」浅さ・深さ・広さ...
哲学

嫉妬のお作法

フォレスト出版 森上様より献本御礼。 「私たち人間の心に「感情」があるかぎり、この「嫉妬心」と一生付き合っていくもの」(p.2より) とあるように、人間の感情があるので、嫉妬心は一生ついていかなければならないという。それが「嫉妬」と意識して...
哲学

「上から目線」の構造

最近世の中の人々は「上から目線」でモノを言う人が多いのだという。意識しなくても、相手に対して「できていない」と批判したり、威張り散らしたりするなど、若者から中高年に至るまで幅広い年代で「上から目線」でモノを言っている。本書はなぜ「上から目線...
哲学

人生に座右の銘はいらない

私自身、座右の銘を持っている。ルネ・デカルトが「方法序説」の中で語った「cogito ergo sum(我思う、ゆえに我あり)」である。この言葉が後に「懐疑哲学」の礎となったのだが、私自身は物事を疑ってかかると言う意味合いで、座右の銘として...
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