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哲学・宗教

モヤモヤから自由になる3色カラコロジー

著者の内藤様より献本御礼。 心の悩みは誰にでもある。「このままで良いのか」「これからどうするのか」という悩みを持つ、俗に言う「モヤモヤする」という感情に陥ってしまうのだが、その「モヤモヤ」について「3つの色」でもって解決するのだという。本書は「3つの色(カラー)」と「心理学(サイコロジー)」を合わせた「カラコロジー」として「色」から生まれる「心」のシグナルを伝授し、悩みについて解決に導いている。 […]

ドゥルーズ~ノマドロジー

本書のサブタイトルには「ノマドロジー」である。 最近言われている言葉に「ノマド」という言葉があるのだが、これはあくまで「遊牧民」を表す言葉であるのだが、その「ノマド」について哲学的見地から考察を行ったこととして「ノマドロジー」があり、それを初めて考察したのがジル・ドゥルーズだったのだという。 本書はドゥルーズの生涯とともに、哲学者として、小説家としてどのような影響を及ぼしたのか、そして、「ノマドロ […]

「あなた」の哲学

「わたし」や「他人(他者)」について考察をおこなった哲学は数多く存在する。しかし「あなた」について考察を行った哲学は日本で本書が初めてであると著者は語る。 そもそも「哲学」は何を考察するのか、というと「私」や「彼」などの人間の内面について様々な理論を通じて考えることがメインであり、「あなた」について考察を行っているわけではない。 そもそも「あなた」は「他人」の範疇に入るためなかなか考察されなかった […]

余暇の論理

明日から3連休である。 先週も同様に3連休だったのだが、家族で旅行に行ったり、買い物に行ったり、一人家でごろごろしたり、遊びにいったり、仕事に関する勉強をしたり、「余暇」の使い方は人それぞれである。では「余暇」というのはいったいどのような意味なのだろうか。調べてみると、 「自分の自由に使える、あまった時間。ひま。いとま。」(「広辞苑 第六版」より) とある。簡単に言えば休日ではなくとも「自分の裁量 […]

宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話

人生には「山」だったり、「海」だったり、あるいは「道」だったりと、いろいろなものに喩えられる。その道は決して平坦なものではなく、前に進まない、後戻りする、思った以上に前進すると言ったことが度々起こる。 本書は中でも「海」に喩え、泳ぎ方の中でも「バタアシ」と見立てて自らの人生を語るとともに、同じ境遇にあった人との対談を綴っている。自殺未遂や対人恐怖症、さらには引きこもりなど自分自身の心に関する病のあ […]

仏教の身体感覚

「仏教」と言うと、「般若心経」をはじめとした、読経を連想してしまうのだが、仏教僧の修行のように、様々な「苦行」を通して悟りを開くと言ったものもある。しかし「悟り」を開くために身体感覚は庶民にとっても「坐禅」など一部の行動でしか理解できない。 しかし、仏教には様々な所で身体感覚を覚えるものがあるのだという。本章は「肌で感じる」ことを念頭に置きながら「仏教」とは何かを紐解いている。 第一章「ブッダとダ […]

思想としての道徳・修養

今、日本では「人間として生きる道」「モラリズム」を学ぶ機会として小中学校で「道徳教育」がある。その道徳教育が今の社会に生きているかというと、生きていない部分の方が多いように思えてならない。その大きな理由として「エゴイズム」の強大化が挙げられている。事例としては「モンスターペアレント」や「殺傷事件」、最近では「Twitterでの非常識写真投稿」などが挙げられる。子どもたちが悪い部分もあるのだが、その […]

韓国とキリスト教

韓国をはじめとした朝鮮半島では、古来中国大陸から伝えられた儒教や仏教と言った宗教が浸透してきていたのだが、戦後南北朝鮮がそれぞれ、北朝鮮・韓国に独立してから韓国では「キリスト教」の信仰者が急増し、2005年には4人に1人が信仰している。有名どころで言うと李明博前大統領、金大中元大統領など歴代大統領のうち数人がキリスト教を信仰している。 なぜ韓国にはキリスト教の信仰が多くなったのか、そしてキリスト教 […]

靖国神社の祭神たち

ちょうど68年前の今日8月15日は、大東亜戦争(太平洋戦争)が終結した。全国各地で戦没者慰霊が行われる。 と同時に戦没者慰霊として靖国神社に参拝する方々もいる。国民の中には国会議員もおり、閣僚もいる。かつては首相も公式参拝していたが、国際事情もあってか参拝しなくなった。 この靖国神社の参拝を巡り中国・韓国をはじめとした国々は非難の対象にしている。その理由はA級戦犯が祀られているからであるという。し […]

たかがピンチじゃないか―人生の達人桐山靖雄に学ぶ、強く生きる知恵

人は誰しもピンチに陥ることは度々ある。自分自身も学生の時に、社会人の時に、そして今この時でもピンチに陥る場合がある。「一難去ってまた一難」という言葉があるように、ピンチの状況から抜け出せても、またピンチの状況に陥ってしまうというようなことの連続のように思える。 ピンチの状況だと自分が何をして良いのかわからない、いわゆる「八方塞がり」の状態であり、その状態から知恵が働き、新しい事へのチャンスにつなが […]